【採点寸評|FC東京】良い守備から良い攻撃を実践。新監督の初陣を勝利で飾る[J1第18節 FC東京 2-0 名古屋]

2023年06月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

良くない流れを吹き飛ばした印象

【警告】FC東京=安部(45+7分)、D・オリヴェイラ(58分)、スウォビィク(72分)、H・トレヴィザン(84分) 名古屋=米本(25分)、永井(29分)、野上(35分)、マテウス(45+1分)【退場】なし【MAN OF THE MATCH】ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)

[J1第18節]FC東京 2-0 名古屋/6月24日/味の素スタジアム

 Jリーグは6月24日、J1第18節の8試合を各地で開催。味の素スタジアムではFC東京対名古屋グランパスが行なわれ、2-0でFC東京が勝利した。
【PHOTO】FC東京の出場15選手&監督の採点・寸評。エースの貫禄を見せつけたD・オリヴェイラ。H・トレヴィザンの安定感は称賛に値
 ホームチームは18分に先制。渡邊凌磨のパスを受けたディエゴ・オリヴェイラが巧みな反転から左足シュートを流し込む。

 迎えた後半、チャンスの数で上回るFC東京が80分に追加点をゲット。決めたのは、またしてもD・オリヴェイラ。安部柊斗のクロスにヘッドで合わせ、ネットを揺らす。

 試合はそのままタイムアップ。6月に途中就任したピーター・クラモフスキー新監督の初陣を勝利で飾った。
 
▼FC東京のチーム採点「7」
 クラモフスキー監督の初陣となった名古屋戦で光ったのはタイトな守備。マテウス・カストロの個人技に少し手を焼いたものの、全体的に球際で勝つシーンが目立ち、セカンドボールを首尾よく回収していた。

 また、ボールを奪ったあとのアクション、特に安部と松木玖生のボランチからの縦パスが素晴らしく、そのおかげで効果的な速攻を繰り出せていた。簡単に言えば、良い守備から良い攻撃を実践できていたのが、この日のFC東京だった。

 個人に目を移すと、特筆すべきは2ゴールのD・オリヴェイラだ。懸命に守備をしつつ、2ゴールを決めるのだから"化け物"と褒め称えるしかない。最終ラインで一際目を引いたのが、CBのエンリケ・トレヴィザン。高さと強さ、さらに攻撃に顔を出すアグレッシブさも示すなど攻守両面で強烈なインパクトを残した。

 引き締まったサッカーで上位の名古屋を蹴散らしたチームパフォーマンスは痛快そのもの。前節までの良くない流れを、この勝利で吹き飛ばした印象さえある。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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