U-17日本代表は現地６月23日、タイで開催されているU-17アジアカップのグループステージ（GS）第３節でインドと対戦し、８－４で勝利した。
【動画】超乱打戦！ 計12ゴール！ 日本対インドのハイライト
　今秋のU-17ワールドカップの出場権をかけたアジア最終予選も兼ねる今大会で、日本はGS初戦でウズベキスタンに１－１の引き分け、続くベトナム戦は４－０の完勝を収めている。

　１勝１分で迎えたインド戦で、日本は13分に先制する。右サイドを崩し、矢田龍之介のマイナス気味のクロスにファーで川村楽人が反応。ダイレクトで右足を振り抜き、豪快な一撃を突き刺した。

　20分、川村がポストを叩く惜しいシュート。そのこぼれ球を拾った望月耕平が目の前の相手をかわして左足で狙う。24分には名和田我空が思い切りの良いミドル。日本が果敢に追加点を奪いにいく。

　その後も27分に高岡伶颯、31分に望月がゴールチャンスを得る。37分にはディフェンスラインの裏を取られ、インドのシンに至近距離からシュートを打たれるが、GK上林大誠のビッグセーブで事なきを得る。

　41分にはドリブルで持ち運んだ名和田がミドルを叩き込めば、その４分後、ボックス内で高岡のパスを受けた名和田がグラウンダーのシュートで加点。日本が３－０で前半を終える。
 

　後半に入ると、日本はいきなり失点。47分、グイテの直接FKでゴールを割られる。インドに流れが傾きかけたが、52分にセットプレーの流れからゴール前の混戦で永野修都が押し込み、相手を突き放す。さらに54分、吉永夢希のクロスに望月が合わせてリードを広げる。

　62分には右サイドで相手の突破を許し、最後はダニーに決められて２失点目。66分、川村がボックス内で倒されてPKを獲得。川村自らがキッカーを務めるが、これを失敗。69分にはビルドアップのミスをつかれ、ダニーのシュートが宮川大輝に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれて５－３に。

　再び、２点差に詰め寄られるが、74分、ゴール前で粘った望月のバックパスに中島洋太朗が右足を振り、チーム６点目をゲットする。

　79分に日本は４失点目も、後半アディショナルタイムに山口豪太、杉浦駿吾が連続得点。日本が激しい点の取り合いを制し、２勝１分の成績でGS首位突破を果たした。

　決勝トーナメントに駒を進めた日本。準々決勝の相手はオーストラリア。この試合に勝てば、上位４か国に与えられるU-17W杯出場権を手にできる。決戦は６月26日だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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