「年間勝点60以上」C大阪・小菊昭雄監督が定める後半戦の目標。アウェー札幌戦のポイントは「右サイドは特に…」

2023年06月23日 サッカーダイジェスト編集部

「右サイドに良いボールを供給されないように」

後半戦へ意気込みを語った小菊監督。24日の札幌戦で勝利を掴めるか。写真:滝川敏之

 6月24日の第18節から後半戦に突入するJ1リーグ。セレッソ大阪はアウェーで北海道コンサドーレ札幌と戦う。

 首位の横浜F・マリノスと勝点7差で、現在6位のC大阪は、優勝戦線に絡むためにも、敵地で勝点3を奪い、チームに勢いをもたらしたい一戦だ。

 小菊昭雄監督も、「開幕から最初の3試合は1分2敗でスタートダッシュができず、怪我人もあったり、(複数の)システムにもトライしてきましたが、徐々にチームが成長して安定した手応えがあります。後半戦は良いスタートを切って、年間勝点60以上を絶対に上回っていきたいです」と意気込む。

 後半戦一発目の相手となる札幌は、リーグトップの総得点38を誇る抜群の攻撃力が売りの難敵だ。指揮官はどのような対策を考えているのか。
 
「カウンター、リスタート、ボールポゼッションと、どんな形からでも得点が奪えるチームですし、個人でもひとり、ふたりでゴールが奪える選手が揃っています。

 非常に手強い相手ですが、私たちが大事にしている、自分たちでボールを奪いに行く、(ボールの)出どころをしっかり抑えに行く、それを貫きたい。全員が90分間、全うすることによって、強力な攻撃陣を抑えることができると思うので、全員でハードワークしたい」

 また、J1で屈指のドリブラーである右ウイングバックの金子拓郎や、積極的な攻撃参加が光るDF田中駿汰がいる右サイドからの攻撃も警戒する。

「右サイドは特にソロで剥がせる選手がいますし、コンビネーションで崩すこともできますので、札幌の攻撃の大きなポイントを占めている。私たちは個人でしっかり守るのも当然必要ですが、大事なのは組織としていかに右サイドに良いボールを供給されないようにするか、そこがポイントになる。

 特にサイドチェンジが(相手の)武器のひとつです。最終ラインから対角に入れてくるボールに対して、こっちは4バックで、相手は前線に5枚で仕掛けてくると思いますけど、それに怯むことなく、コンパクトでアグレッシブなディフェンスをすることで、自分たちの距離感で守備をして、そこから良い攻撃に繋げたい」

 前半戦の第7節ではホームで2-3と敗れた相手に、C大阪は敵地でリベンジできるか。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!

【PHOTO】Jリーグを盛り上げるかわいいマスコット!SDカメラマンが捉えた厳選ショットを紹介!

【PHOTO】ヨドコウ桜スタジアムに大声援を轟かせたセレッソ大阪サポーター!

【森保ジャパン26選手の通信簿】10ゴール中5点に関与したアタッカーなど"S評価"は3人
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事