日本に才能豊かな選手たちがいるとの認知は、欧州でも高まってきているはずだ。

　多くの日本人選手が活躍するドイツはもちろん、2022－23シーズンのプレミアリーグでは、ブライトンの三笘薫が大きな脚光を浴びた。昨季ベルギーに武者修行していた日本代表は、これまで欧州において無名に近い存在だったはずだ。

　スコットランドでは、セルティックのサムライたちがリーグを席捲した。中でも古橋亨梧はゴールを量産し、年間最優秀選手に選出されている。アンジェ・ポステコグルー監督による様々な選手の引き抜きは、日本市場の価値を高めたと言えるだろう。

　それだけに、日本の若武者への注目度も増していて不思議ではない。

　イタリアのメディア『TUTTOmercatoWEB』は６月18日、世界のタレントたちを毎日紹介するコーナーで、清水エスパルスのユースに所属するMF矢田龍之介を取り上げた。

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　同メディアは「日本から新たなタレントが欧州サッカーへの飛躍を遂げようと準備している。マジョルカのテストも受けたリュウノスケ・ヤダだ」と報道。今季までフランクフルトでプレーした「鎌田大地に似た選手だ」と紹介している。

「技術的で速さのあるMFであり、ラストパスが強み。肉体的には屈強ではないものの、年齢を考えれば成長の余地がある。ただ、技術的には本当に才能に恵まれている。素晴らしい足とプレービジョンを持つ。FWに幸運をもたらす選手だ」

　2006年生まれで弱冠16歳の矢田は、４月のルヴァンカップ・グループステージ第３節で途中出場。湘南ベルマーレに０-３で敗れたがデビューを飾ると、続く第４節川崎フロンターレ戦でも途中出場した。

　９月で17歳となる矢田は、いずれ欧州へと羽ばたくのか。今後が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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