「カマダは理想的な選手だった」鎌田大地を獲得すべきだった!トッテナムOBが落胆「ポステコグルーがもっと早く就任していたら...」

2023年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私の目を引いたのはカマダだ」

ミラン加入が有力視されている鎌田。(C)Getty Images

 移籍市場では、刻一刻と状況が変わる。「たられば」が許されるなら、実現しなかった、あるいは実現していたかもしれない移籍は数知れない。

 アンジェ・ポステコグルー監督がトッテナムで新たな挑戦に臨むことが決まり、注目されているのは、日本人選手の獲得だ。セルティックでの実績は言うまでもない。すでに古橋亨梧への関心が連日報じられているところだ。

 OBのスティーブン・ケリー氏は、ポステコグルーの就任が早くに決まっていたら、トッテナムが日本代表の鎌田大地を獲得していたかもしれないと考えているようだ。今季でフランクフルトを退団する鎌田は、先日からミラン加入が内定と騒がれている。

『HITC』によると、ケリーは「スカウトや安価なタレント発掘の点でかなり遠くまで網を広げたブライトンにトッテナムは注目していたはずだ」と話した。

「トッテナムにはもう少し資金があるから、そういったより質の高い選手たちの獲得をさらに狙える。そういう選手をチームにとどめて成長させることが大事だ」
 
 元アイルランド代表DFは「私の目を引いたのはカマダだ。フリーだったが、ミランに行ってしまったようだ。ポステコグルーがもっと早く就任していたら、日本とのつながりから、彼がまとめられていたんじゃないか」と続けている。

「トッテナムは今シーズンのチャンピオンズリーグでの対戦で、彼が理想的な攻撃の選手になれるはずだと分かっている。選択肢になり得たんだ。だが、その船はもう出航してしまったようだね」

 ただ、ここに来て鎌田のミラン加入にはブレーキがかかったとも言われている。代理人を巡る手続き上の問題で契約書へのサインが延期され、その間にパオロ・マルディーニら技術部門の責任者が解任されたからだ。

 イタリアメディアは、ミランは変わらず鎌田を獲得する考えと報じている。だが、直近では「スタンバイ状態」との報道も出始めた。

 鎌田はロッソネーロのユニホームを着ることになるのか。破談した場合、ポステコグルーが引き抜く可能性はあるのか。進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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