【リーガ・エスパニョーラ】前半戦のブレイク選手トップ10! A・マドリーの主力に伸し上がったカラスコが大賞!

2015年12月27日 下村正幸

サイド攻撃の急先鋒としていまやチームに不可欠な戦力に。

ヤニック・カラスコ(MF)|1993年9月4日(22歳)|180 cm・67 kg (C) Getty Images

 例年同様に若い力の台頭が目立ったリーガの前半戦。なかでも、周囲の不安をよそにシメオネ・アトレティコにしっかり順応し、チームに不可欠なピースとなったサイドアタッカーのカラスコを大賞に選出した。
※今シーズンの成績はリーガ・エスパニョーラ 16節終了現在
 
――◆――◆――
 
◎1位
Yannick CARRASCO
ヤニック・カラスコ(A・マドリー/ベルギー代表)
今シーズン成績:13試合・2ゴール・0アシスト
 
 若手の台頭が目立った前半戦のリーガで、1位に相応しい活躍を披露したのがカラスコだ。モナコで実績を重ねた選手とはいえ、入団当初は高いインテンシティーが求められるシメオネ・アトレティコの戦術に適応できるか不安視されていた。
 
 ところが、開幕直後こそベンチスタートが続いたものの、その後は持ち前の力強いドリブルでサイドアタックの急先鋒を担い、いまや攻撃に不可欠なピースとして定位置を確保しつつある。フリーランニングや精力的な前線からのチェックなど、高い献身性も備える。
 
 
◎2位
Alen HALILOVIC
アレン・ハリロビッチ(スポルティング・ヒホン/クロアチア代表)
今シーズン成績:14試合・2ゴール・3アシスト
 
 1部初挑戦ながらチームの攻撃の中心として君臨するのが、バルサからスポルティング・ヒホンにレンタルされたハリロビッチだ。ボールを持てば何かやってくれそうな雰囲気が漂うファンタジスタは、天才肌ゆえゲームから消える場面も多いが、個人技に走ることなくチームのメカニズムの中でしっかり自分を出せている点は高く評価できる。
 

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