【皇后杯決勝】澤が自身のラストマッチで劇的な決勝弾! INACが2年ぶりの優勝を決める

2015年12月27日 本田健介(サッカーダイジェスト)

試合を決めたのはやはり澤。

自身のラストマッチで劇的な決勝弾を挙げた澤。最高の形でそのサッカー人生を締めくくった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 12月27日、第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の決勝、INAC神戸レオネッサ対アルビレックス新潟レディースが等々力陸上競技場で行なわれ、INACが澤の決勝弾で1-0で勝利。2年ぶりの優勝を果たした。

【皇后杯決勝 PHOTOハイライト】INAC神戸レオネッサ 1-0 アルビレックス新潟レディース
 
 今季限りでの引退を発表している澤のラストマッチとして注目を集めた一戦は、序盤から一進一退の攻防が続いた。新潟Lは鋭い出足からINACにプレッシャーをかけ、INACは素早いパス回しで対抗。
 
 そのなかこの日の澤は前線に積極的に上がり、チャンスに絡む。5分には中盤でボールをキープし前線にスルーパス。中島が抜け出すがシュートはGKにセーブされた。さらに15分には髙瀬へのスルーパスを狙い、20分にはペナルティエリアに侵入してクロスを供給するも、ゴールには結びつかなかった。
 
 前半終盤には新潟Lの小島、INACの中島がビッグチャンスを迎えるが、両者とも決め切れず。前半はスコアレスで折り返した。
 
 後半の立ち上がりには澤が2本連続でCKに合わせるがネットは揺らせず。一方、新潟Lは右SBの左山の突破などでチャンスを作るもゴールは生まれなかった。
 
 その後、やや膠着状態に入るも、試合を動かしたのはやはり澤だった。68分川澄のCKに完璧なタイミングで頭で合わせ、ゴールへ叩き込んだ。
 
 試合はこの1点を守り切ったINACが勝利。澤は最高の形で自身のサッカー人生を締めくくった。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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