ホームでスコアレスドロー...浦和のスコルジャ監督が鹿島戦に悔しさ「ゴールを決めるのに十分な数のチャンスを作れなかった」

2023年06月04日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

岩尾をベンチスタート、安居をボランチに

浦和のスコルジャ監督が鹿島戦を悔しがった。(C)SOCCER DIGEST

[J1第16節]浦和0-0鹿島/6月4日/埼玉スタジアム2002

 浦和レッズは、6月4日にホームで鹿島アントラーズと対戦。前半途中から押し気味に試合を進めたが、ゴールを割れず0-0の引き分けに終わった。

 マチェイ・スコルジャ監督は、序盤から動いていた。12分過ぎに左サイドハーフのブライアン・リンセンとトップ下の関根貴大のポジションをチェンジ。試合後に、その狙いを「より2トップに近い形にしようとした。長くボールをキープして、より多くのチャンスを作ろうとした」と説明した。

 その後、「(前半は)ハイプレスの時もビルドアップの時も苦しい場面が多かったので、ハーフタイムで(選手を)代えた」として、「後半に入ってからは、よりゲームをコントロールできたと思う。でも、ゴールを決めるのに十分な数のチャンスを作れなかった」と悔しがった。

 ACL決勝の延期分やカップ戦を含めて、連戦を戦っている。指揮官は、鹿島戦に向けて満足に準備できなかったことを認めたうえで、こう振り返った。
 
「ゲームへの準備で、戦術練習を一回しかできないなかで、私もより賢く準備しないといけない。いつものやり方を維持したほうが良いかもしれない」

 また、この試合では今季のリーグ戦で全試合スタメン起用してきたボランチの岩尾憲をベンチスタート。トップ下に入るケースが多かった安居海渡を、1列下げて先発させた。その選手起用の理由を次のように明かす。

「(岩尾の)疲労を考えた。(伊藤)敦樹と海渡のボランチの組み合わせも見たかった。今後、トップ下だけでなく海渡をボランチで起用する試合も増えてくる。今日は私のベストアイデアではなかったという結論になる」

 勝点1に終わったが5戦無敗の浦和は次節、11日に敵地で横浜FCと相まみえる。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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