【高校選手権】来季のJ内定選手から隠れた逸材まで――大会注目のタレントたち<北海道・東北・関東編>

2015年12月27日 高校サッカーダイジェスト編集部

選手権出場を実現するためにJユースの名門から高校へ。

来季の湘南加入が内定する青森山田の神谷。選手権出場の夢を叶えるべく、Jユースから青森山田の門を叩いた。写真:安藤隆人

 第94回全国高校サッカー選手権大会は、12月30日にいよいよ開幕を迎える。全国の強豪の激突が楽しみな一方で、ハイレベルな技を持つタレントや個性的な特長を持つ選手にも注目してみたい。ここでは大会を彩る冬のヒーロー候補を紹介していく。
 
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桂輔
札幌大谷(北海道/3年/GK)
 
地区予選で目標通りの無失点V。1対1と足下に自信を持ち、ポゼッションに積極的に関わるU-18フットサル代表候補GKは「ボールを持ったら余裕を持ってやっている」と相手を引きつけてからのパスで攻撃の起点にもなる。
 
山本 隼 
秋田商(秋田/3年/MF)
 
秋田県勢の10年連続初戦敗退ストップを託された東北屈指のゲームメーカー。高いボールスキルと豊かなアイデアを駆使するMFは「全然得点にも絡めず未熟さを感じた」というインターハイからの成長を示して白星奪取を狙う。
 
谷田 光 
聖和学園(宮城/3年/FW)
 
4月と5月に行なわれたプリンスリーグ東北8試合で4度のハットトリックを記録したテクニカルなスコアラー。8月に骨折し、今地区予選では仲間たちの活躍によって救われただけに、エースは全国での恩返しに燃えている。
 
小野寛之 
尚志(福島/3年/FW)
 
速さとテクニックを駆使したドリブルが魅力のアタッカーは、昨年の選手権で1得点。今年は仲村監督も認めるエース、プリンスリーグ東北得点王として選手権へ再挑戦する。11年度の全国4強超えにその活躍は不可欠だ。13年国体出場。
 
神谷優太
青森山田(青森/3年/MF→湘南加入内定)
 
選手権に出場するために昨冬、東京Vユースから北の名門へ加入。日常の取り組みで信頼を勝ち取り、ピッチでは飽くなき勝利への姿勢と得点力、攻撃センスを発揮する。選手権へ「1秒1秒をムダにしない」と語る10番。13年国体出場。

【選手権PHOTOギャラリー】大会注目プレーヤー 北海道・東北・関東編

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