【森岡隆三が選ぶJ歴代ベスト11】300試合以上出場の選手でセレクト! マルキーニョスはどこに行っても点を取っていた

2023年06月01日 岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

CBは安定感に優れた中澤と松田のコンビ

森岡氏が選出したJ歴代ベスト11。(C)SOCCER DIGEST

 今季で30周年を迎えたJリーグ。多くの名プレーヤーたちが紡いだ歴史のなかで、最高の11人を選ぶなら誰か。ここでは、元日本代表DFの森岡隆三氏に歴代ベストイレブンを選出してもらった。
【画像】乾や久保タツ、柿谷も選出! 元日本代表、現役選手、著名人が選ぶJリーグ歴代ベストイレブン!
――◆――◆――

 何か制限がないと、過去30年間の全Jリーガーの中から11人を選ぶのは非常に難しい。なので、実力だけでなく、Jへの貢献度という意味で、リーグ300試合以上出場の選手のみを選びました。

 FWはカズさん(三浦知良)とマルキーニョス。カズさんがいなければJリーグが人気になることはなかったでしょう。マルキーニョスは外国籍選手ながら長年Jでプレーして、どこに行っても点を取っていたのでインパクト抜群です。
 
 次にMFの4人。遠藤保仁、小笠原満男のコンビは攻守のバランスを考えました。家長昭博、中村憲剛は中に入ってきて、2トップと絡みながら攻撃に変化をもたらす役割です。システムも、彼ら4人がいるからこその4-4-2。オーソドックスだからこそアイデアを出しやすいはずなので。

 両サイドバックに選んだ市川大祐と三都主アレサンドロは清水でともにプレーしました。彼らのクロスも、攻撃の良いアクセントになります。センターバックは安定感に優れた中澤佑二、松田直樹のコンビ。03、04年の横浜連覇の立役者と言っても過言ではありません。楢﨑正剛はゴールキーパーで唯一、MVPを獲得した功績を称える選出です。

 監督を選ぶならオズワルド・アルディレス。彼のもとだとどんな選手もとにかく楽しそうにプレーするんです。スター揃いの面々ですが、間違いなく輝かせてくれるでしょう。

取材・構成●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

※サッカーダイジェスト2023年5月25日号から転載。一部修正。

【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!

【画像】錚々たるレジェンドたちが選出! Jリーグ歴代最強イレブン

【PHOTO】名場面がずらり!厳選写真で振り返る"Jリーグ30年史"!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事