［J１第11節］浦和２－１広島／５月31日／埼玉スタジアム2002

　浦和レッズは、５月31日にホームでサンフレッチェ広島と対戦。50分に先制されたが、72分に酒井宏樹、90＋２分には伊藤敦樹が得点を決めて、２－１で逆転勝利を収めた。

　この一戦を視察した日本代表の森保一監督が試合後に取材に対応。酒井の得点をアシストし、逆転弾を決めたボランチの伊藤を高く評価した。

「すごく良い選手だと思って見ている。今シーズン、本当に成長していると思うし、ACLも勝って、さらに自信をつけて。プレーのスケールの大きさと優雅さを、すごく感じる。今日も、中盤で強度の高い守備をしながら、前線に出ていく。

　起点を作ってゴール前に入っていく。自分の良さを出しながら、２点とも絡んだという部分で、難しい試合展開のなかでも、ゲームコントロールできたという意味では非常に存在感があった」
 

　伊藤は、まだ日本代表に選出された経験はない。指揮官は遠藤航や守田英正らボランチには「良い選手がたくさんいる」と認めつつ、こう期待を込めた。

「彼にも十分チャンスがある。日本（のリーグ）だけでなく世界のなかでの競争なので、チャンスをうかがってほしい」

　６月シリーズでは選出されなかった伊藤だが、森保監督は好印象を持ったようだ。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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