新生レイソルの戦術に首位神戸は苦戦。吉田監督は「修正しなければいけなかった」と采配を悔やむ

2023年05月20日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分も反省しないといけない」

吉田監督は柏戦が厳しい試合だったと認めた。写真:梅月智史

[J1第14節]柏1-1神戸/5月20日/三協フロンテア柏スタジアム

 ヴィッセル神戸は5月20日に敵地で柏レイソルと対戦。24分に大迫勇也が先制点をゲットしたものの、66分にオウンゴールで追いつかれて、1-1のドロー決着となった。

 勝点1は得たが、内容的には劣勢だった。シュート数では柏の13本に対して3本。特に後半は、1本も打てずに終わった。

 試合後に吉田孝行監督は、「試合としては、我々にとっては良くなかったゲーム」と苦戦を認めて、「そのなかで、難しいゲームで(勝点)1取れたのは良かったと思う」と胸をなでおろした。
 
 もっとも、中盤でのミスなどが散見され、「攻守に出し手と受け手の意図が、少しズレていた」と振り返る。井原正巳新監督の初陣となった柏を「ゲームを通して雰囲気というか、相手のほうがスタジアムを含めて、乗らせてしまったという感じがある」と悔しがった。

 また、「もう少し前から行きたかったが、プレスのハメ方のところを、自分も反省しないといけない」と自身の采配にも言及。新指揮官のもとで柏が「やり方が少し変わっていた。右サイドバックを高くしたり。少し可変気味に来た」と分析。「試合中に自分も修正しなければいけなかった」と反省を述べた。

 連勝は2で止まったが、連続無敗を5試合に伸ばした首位の神戸。次戦は27日、ホームでFC東京と相まみえる。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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