【鹿島】ピトゥカが“ビッグセーブ”。「ゴール後に睨みつけているように感じた」鈴木優磨を救う!

2023年05月14日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

「プラスに働いている」チーム状況にも言及

鈴木と審判との間に身体を入れたピトゥカ。(C)SOCCER DIGEST

[J1第13節]鹿島2-0名古屋/5月14日(日)/国立競技場

 SNS上でも話題となった鈴木優磨のゴール後のパフォーマンスに、チームメイトたちも口を開いた。

 鹿島アントラーズは5月14日、国立競技場にてJ1リーグ13節で名古屋グランパスと対戦。Jリーグ30周年記念スペシャルマッチと銘打たれた一戦を2-0で制し、5連勝を飾った。

 貴重な先制ゴールを奪ったのは鈴木優磨。29分に樋口雄太のCKからヘディングでGKランゲラックの逆を突いてネットを揺らすと、得点直後に審判を睨みつけるように仁王立ちする姿も見られた。

 これにいち早く反応したのがディエゴ・ピトゥカだ。ゴールを祝うように鈴木と審判の間に入り、事なきを得た。
【動画】鈴木優磨が先制弾‼ ゴール後のピトゥカにも注目
 試合後に話を訊くと、ブラジリアンは「最初のゴールがなぜダメだったのかは僕たちもまだ分かりませんが、ここでお話する場ではないと思っています」とコメント。12分にも同じようにCKから鈴木がゴールを決めたかに思われたが、VARの介入の末、CKが蹴り直しになり、ノーゴールとなった場面に触れ、29分のゴール後のシーンについてはこう明かした。

「ゴール後に睨みつけているように感じたので、カードをもらってしまってはいけないと、引きはがしました。(優磨も)我を忘れてやっているわけではなかったので、感情のコントロールもできていましたよ」と、自身の"ビッグセーブ"に言及した。

 さらに現在のチーム状況については、「一人ひとり助け合って、やるべきことをやっている。そのうえで、自分たちの能力も発揮しなければいけない。選手たちで話し合って調整しながらやってきているのがプラスに働いているのだと思います。これで止まることなく、みんなで向上していきたい」と語った。

 名古屋のマテウスを封じるなど、プレーでもチームを救っていたピトゥカは、若手も増えているチームを力強く支えている。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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