モウリーニョが電撃解任! セスク、アンリ、アラダイスが名将の退陣を惜しむ【モウリーニョ擁護派コメント集】

2015年12月18日 内藤秀明

彼の解任はプレミアリーグにとっても痛手だ――アンリ

多くタイトルを勝ち取り、チェルシーの黄金期を作り上げたモウリーニョには別れを惜しむ声が多数寄せられた。 (C) Getty Images

 12月17日、プレミアリーグで降格ゾーンまでわずか1ポイントの16位に沈み、低調なシーズンを送っていたチェルシーが、指揮官のジョゼ・モウリーニョ監督の解任に踏みきった。
 
 チェルシーでのモウリーニョは04年~07年の第一次政権に2つのリーグタイトルと4つの国内カップタイトルをもたらし、13年からの第二次政権では、14-15シーズンにリーグとリーグカップの二冠を達成していた。
 
 チェルシーをメガクラブの地位に押し上げた名伯楽がイングランドを去ることに対して、多くの関係者が別れを惜しむ声をあげている。まとめてご紹介しよう。
 
セスク・ファブレガス(チェルシー/スペイン代表)
「監督が僕のためにしてくれた全てのことに感謝している。本当に多くの借りがあるから、いなくなるのは寂しいよ」
 
セサル・アスピリクエタ(チェルシー/スペイン代表)
「とても悲しい日だ。モウリーニョのクラブへの貢献と日々の指導に感謝したい。彼とは重要なタイトルをいくつも勝ち取り、ファンのために素晴らしい記憶を残すことができた。全てチェルシーの歴史に刻まれる出来事で、どれも忘れられないよ」
 
サム・アラダイス(サンダーランド監督)
「控えめに表現してもショックだよ。本当にいい奴だったからね。ジョゼのような優秀な監督でも、不振が続けば解任されてしまうなんてね……。これはプレミアリーグにとっても大きな損失だ」
 
ティエリ・アンリ(アーセナルOB/元フランス代表)
「彼がチェルシーを強くしたんだ。それは忘れてはいけない。今はソーシャルメディアで、クラブや選手と直接繋がれる時代だから、人々は我慢強く待ってくれない。本当に難しい時代になったよね。いずれにしても、これはチェルシーだけでなく、リーグ全体にとっても痛手だよ。あんなに素晴らしい監督を失ったんだからね」
 
文:内藤秀明 text by Hideaki Naito
 
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