「なかなか自分たちの形を作れず…」名古屋の長谷川監督がリーグ戦10試合ぶり黒星を悔やむ。鹿島戦後に挙げた課題は?

2023年05月14日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

DFによる持ち上がりの少なさを指摘

鹿島戦を振り返った長谷川監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第13節]鹿島-名古屋/5月14日/国立競技場

 名古屋グランパスは5月14日に敵地で鹿島アントラーズと対戦。29分に右CKから鈴木優磨のヘディングシュートで先制されると、84分には知念慶に左足で決められて、0-2で敗れた。

 リーグ戦では第3節のサガン鳥栖戦(0-1)以来、10戦ぶりに黒星を喫した試合を、長谷川健太監督はこう振り返った。

「もっともっと名古屋の良さを出せれば良かったが、今日は(ボールを)奪った後、なかなか自分たちの形を作れず、点を取られてから、少しずつチャンスっぽい形を作れるようになった。それを、立ち上がりからさせたかった」

「負けたので、何を言っても言い訳になるので。鹿島の方が上回った」と話しつつ、チームの課題としてビルドアップを挙げた。
 
「特に3バックのうち、両サイドを務める選手が、持ち運ぶシーンが少ないと、なかなか数的優位は作れない。もちろん鹿島もそういう所を分析して対応してきた」

 鹿島戦は「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」と銘打たれて、国立競技場で5万6020人もの入場者数が訪れたなかで行なわれた。この点については「素晴らしい。こういうなかで試合ができて感謝している」と述べた。

 次戦、20日にホームで行なわれるサンフレッチェ広島戦に向けては「切り替えて次にしっかりとやっていきたい」と前を向いた。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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