「サッカーに関わっている人たち、きちんと仕事しろ!」闘莉王が喝!ACL決勝の地上波放送なしを危惧「想像だけじゃ膨らまない」

2023年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「浦和だけじゃない。他のチームにも、子どもたちにも影響がある」

闘莉王氏はアジアの頂点を決める試合の中継事情に不満を表した。(C)SOCCER DIGEST

 浦和レッズは、5月6日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝・第2レグのアル・ヒラル戦で1-0の勝利。1-1だった第1レグと合わせて1勝1分として、3度目のアジア制覇を成し遂げた。

 日本のサッカー史に残る偉業となった一戦は、しかし地上波でのテレビ中継が無かった。これについて浦和のレジェンドDF田中マルクス闘莉王氏は、自身の公式YouTubeチャンネルで「テレビで放送されないというのは、日本のサッカーにとって大きなマイナスだと思う。これは寂しいこと」と残念がる。

 ACL決勝に対する世間の認知度が低いとして、「日本サッカー協会が、そういったところから、ちゃんとやっていかないといけないと思う。これは浦和だけじゃない。他のチームにも、日本のサッカーにも、子どもたちにも影響がある。大きな大会なのに、大きなタイトルなのに、放送しないのは良くない」と危惧する。
 
 地上波での中継が無いことが、未来ある子どもたちへの影響については、こう語る。

「日本のサッカーというのは、イコール子どもの夢。『必ず実現できる。こういう舞台にいたいんだ。こういう場所でサッカーがしたいんだ』となるには、まずは目に入らないと。想像だけじゃ膨らまない」

 そして、「日本サッカー協会、サッカーに関わっている人たち、きちんと仕事しろ!」と一喝。地上波で放送され、野球の日本代表が優勝して大いに注目されたワールドベースボール・クラシックを「必ず目に入る」と引き合いに出し、「難しいことじゃない。お金があるんだから。ちゃんとやれ」「変えていかないと、先がない。未来がない」と訴えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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