「世界のスカウトに注目されるプレーをしたい」松木玖生がU-20ワールドカップへの意気込みを語る「内容が良くても負けてはダメ」

2023年05月09日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

課題は「セットプレーと立ち上がりの部分」

U-20アジア杯で本大会出場権の獲得に尽力。松木はチームに不可欠な戦力だ。写真:佐藤博之

 アルゼンチンで開催されるU-20ワールドカップに日本代表として戦う松木玖生が5月9日、FC東京での練習後に囲み取材に応じた。

 まず、「選ばれたことが光栄です。日本を背負うので、良い結果を届けたいです」と抱負を述べた松木は続いて、ベスト4に終わったU-20アジアカップの収穫と課題について話した。

「すごくチーム力はあったと感じたので、本大会でもその力を出したいです。課題はセットプレーと立ち上がりの部分。そこを本大会前に修正できればと」

 開催国がインドネシアから急きょアルゼンチンに変更されたが、「場所は関係ない」。「チームとしてブレない気持ちで戦うのが重要」という松木は、グループリーグで戦うセネガル、コロンビア、イスラエルについて「まだ対戦3か国の試合は見ていない」ものの、「どこも強いチームなので、油断することなく一戦一戦大切に戦っていきたい」と気持ちを引き締めていた。
 
 チームの目標は「(冨樫)監督が掲げていたとおり世界一」とはいえ、「まずはグループリーグで勝ち切る。初戦の試合を勝って終わることが一番重要」とコメントした松木は、個人として何よりこだわるのも「結果」と断言している。

「世界のスカウトの方が観にくる大会なので、そういう人たちに注目されるプレーをしたい。チームが上に行けば行くほど注目度が高まるので、良い結果を残したい」

 「勝負にこだわる姿勢は自分が一番強い」とも話した松木は、U20アジアカップで優勝できなかった悔しさを本大会にぶつける覚悟でいる。

「内容が良くても負けたらダメなので、やはり結果を求めて戦いたい。普段通り変わらず、縦横無尽にピッチを走り回ってチームに貢献したいです」

 ここまでプロとして順調に歩んでいる印象もある松木が、世界の舞台で飛躍できるか。個人のステップアップを考えても、重要な大会になる。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【PHOTO】ついに決定!U-20ワールドカップアルゼンチンに挑むU-20日本代表を一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事