【クラブW杯】最終ラインを統率した千葉和彦。「今までの相手にはないようなクオリティを感じた」リーベルとの一戦で見出した課題と収穫

2015年12月17日 サッカーダイジェスト編集部

「自分たちのリズムに持っていく前に潰されてしまう部分は勉強になった」

累積警告により、3位決定戦は出場停止。18分にイエローカードを受けた際は、「正直テンションが下がってしまった(苦笑)」と振り返る。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 0-1の惜敗――。世界的な強豪チームと肌を合わせた千葉和彦は、「今までの相手にはないようなクオリティを感じた」と明かす。「得るものはたくさんあった」。そう語る最終ラインの砦が、リーベルとの戦いを振り返る。

【PHOTOハイライト】広島 0-1 リーベル

千葉和彦(DF
 
――リーベルと戦ってみての感想は?
 
「守備ではそこまで慌てる場面はなかったんですけど、取ったボールをひとつ、ふたつ繋ぎたいところでさせてもらえなかったというか、リーベルは攻守の切り替えが上手かったですね。(パスコースの)切り方も巧みだったし、やっていて今までの相手にはないようなクオリティを感じました」
 
――立ち上がり以外はそれにも慣れて対処できていたのでは?
 
「そうですね。ディフェンスラインの裏、GKとの間のボールは少し不安定な部分がありましたけど、トシ(青山)を中心に前半はチャンスを作れていたので、1点入っていたらどうなっていたのかなと。そのチャンスを決めるか、決めないかで、こういった結果(0-1)になってしまった。もっとチャンスを作れるように、練習しないといけないなと感じました」
 
――サイド攻撃が多かったのは意識的に、ですか?
 
「そうですね。相手がかなり自分たちの陣地でサッカーをしていたので、空いているスペースは上手く突けていたとは思います」
 
――スタジアムの雰囲気はどうでしたか?
 
「試合前は日本の試合なのにアウェー感が出ていたんですけど、始まってしまえばあまり気にならなかったですね」
 
――3位決定戦は累積警告による出場停止で出られないのは残念ですね。
 
「カードをもらった時には、正直テンションが下がってしまいました(苦笑)。でも、リーベル戦で自分なりに得るものはありましたし、次の試合は上手くチームをサポートできるように、自分にできることをやりたいです」
 
――クラブワールドカップの課題と収穫はなんですか?
 
「自分たちのサッカーをできた試合もありましたし、今日みたいに自分たちのリズムに持っていく前に潰されてしまう部分は勉強になりました。得るものは本当にたくさんありましたね」
 
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