「よく分からない判定が多すぎる」後半ATの失点でドローの神戸、吉田監督がジャッジに疑問符「5分+1分で、時間は2分過ぎている」

2023年05月03日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「あまりに最近、僕らも泣いている部分がある」

試合後に吉田監督は名古屋戦のジャッジに見解を示した。写真:鈴木颯太朗

[J1第11節]名古屋2-2神戸/5月3日/豊田スタジアム

 ヴィッセル神戸は、5月3日に敵地で名古屋グランパスと対戦。11分に大迫勇也が先制点を奪うと、60分には佐々木大樹が加点。2点のリードを得るも、73分にキャスパー・ユンカー、90+8分に藤井陽也にゴールを割られて、2-2で引き分けた。
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 同点弾を決められる前、場内ではアディショナルタイムは「5分」と表示されていた。その後、神戸の齊藤未月にこの日、2枚目のイエローカードが提示されるなど、数度プレーが切れて、藤井の得点を経て、試合は90+9分にタイムアップとなった。

 試合後に取材に応じた吉田孝行監督は、試合中に第4の審判から「1分」追加すると伝えられたと明かす。2失点目が90+8分だったこともあり、「5分プラス1分で、時間は2分過ぎているので、そこはちょっと、はっきりとしてほしい」と主張した。

 さらに、齊藤がこの試合で最初に警告を受けたプレーについても、「クロスが、ただ手に当たっただけなので、フリーキックだけだと思うし。よく分からない判定が多すぎる」と不満を漏らした。
 
「次の試合が来るので、切り替えていきたい」「終わったことだから仕方ない」「結果は帰ってこないのでやるだけだが、レフェリーも人間だから言うのは良くない」としつつ、以下のように意見を述べた。

「あまりに最近、僕らもそこで泣いている部分がある。しっかりと説明は求めないといけないし、納得いく形で回答いただきたい」

 一方、自チームの出来については「先制点まで良かったが、そこから押される部分もあった。後半は切り替えて、上手く攻守にバランスが良い時間もあった。相手も強いチームなので、もちろんカウンターされるが、全体的に上手くできていた」と、一定の手応えを口にした。

 悔しい形でドローに終わった神戸。次戦は5月3日、ホームで横浜FCと相まみえる。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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