アーセナルのミケル・アルテタ監督が、負傷離脱中の冨安健洋について言及した。クラブの公式サイトが伝えている。

　冨安は、３月16日に行なわれたヨーロッパリーグ（EL）のスポルティング戦で右膝を負傷。手術を行ない、その後の全ての試合を欠場することとなった。

　また、冨安の他にも、チームの主力であるウィリアム・サリバら怪我人を抱えているアーセナル。現地時間５月２日に行なわれるチェルシー戦を前に、記者会見に臨んだアルテタ監督は、守備の要であるサリバの重要性について問われ、「非常に重要な選手だが、どう数値化すればいいのか分からない」と述べた。

　さらに、「ガブリエウ・ジェズスが４か月、（エディ・）エンケティアが３か月、エミール・スミス・ロウが４か月半、キーラン・ティアニーが数週間、冨安が３か月半、もしかしたら６か月の離脱となると、どう数値化すればいいのか分からない。これがサッカーだ」とし、冨安の復帰時期が長引く可能性を示唆した。
 

　この冨安についての発言を受けて、地元メディア『Football.London』は、今夏の守備陣の補強方針に影響を与える可能性があると指摘している。

「ガナーズはすでにレアル・バジャドリーのイバン・フレスネダに興味を示しており、アヤックスのスター選手、デビン・レンシュにも問い合わせを行ない、今シーズン、負傷者が続出しているチームに質の高い厚みを加えることを試みている」

　負傷者が続出した影響もあり、リーグ戦で２位に転落したアーセナル。残る５試合で首位マンチェスター・シティを上回れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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