楽勝ムードから一転…トッテナムに4-3辛勝。クロップ監督は“誤解”を糾弾「問題は早い時間帯に3-0になったこと」

2023年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「試合の入りは別格だった。今季ベスト」

問題点を挙げたクロップ監督。(C)Getty Images

 現地時間4月30日に開催されたプレミアリーグ第34節で、リバプールはトッテナムと本拠地アンフィールドで対戦し、4-3で辛勝。4連勝を達成し、5位に浮上した。

 序盤は楽勝ムードだった。開始3分でカーティス・ジョーンズが先制点を奪うと、その2分後にルイス・ディアス、15分にモハメド・サラーがそれぞれ追加点を挙げ、あっという間に3-0としたのだ。

 しかし、その後に相手の猛反撃を食らい、3失点。まさかの3-3となったが、リシャルリソンに同点弾を浴びた直後の90+4分、ディオゴ・ジョッタが劇的な決勝点を叩き込み、シーソーゲームをモノにした。

 クラブ公式サイトによれば、ユルゲン・クロップ監督は、試合後の会見で「試合の入りは別格だった。今シーズンのベストプレーの1つで間違いない」と口に。ただ、「問題はあの早い時間帯に3-0になったことだ。それで誤解してしまったのは我々が初めてではない」とも語る。
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「起こってはならない出来事が起こってしまった。トッテナムの最初のゴールは、きちんとした守備ができていなかった。カウンタープレスの場面は、距離が合っていないだとか、そういったミスがあった。だから、ロングボールが後ろに入り、オフサイドもなく、ファン・ダイクがスリップしてしまう。あのような状況に陥るなんて、あってはならない」

 トッテナムを俄然勢い付かせてしまった結果、オープンな展開に。最終的にはカオスだったと感じているようだ。

「トッテナムのストライカーは全員ピッチにいたのだから、もっと良い守備ができたはず? おそらくそうだろうが、それは本当に難しい話だ。ボールが宙に浮いていて、この混沌の中だ。きちんと整理するのはとても難しい。3-3としたのは、あまり良い気分ではないが、これが我々の結果だ。でもジョッタが違うアイデアでゴールを決めてくれた。あれが今日の午後一番の場面だったね」

 公式戦5試合未勝利から一転、ここに来て確実に勝ち星を積み上げているリバプール。1つでも順位を上げ、クロップ体制8年目をポジティブなイメージで締め括れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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