躍進を続けるブライトンは、今夏のマーケットで主力選手の去就が注目される。だが、三笘薫を売却することはないのかもしれない。

『Football Insider』は４月25日、ブライトンが三笘との新契約締結に自信を抱いていると報じた。本人がブライトンで幸せであり、クラブはその慰留に必死だと伝えている。

　ロベルト・デ・ゼルビ監督の就任を機にブレイクした日本代表MFは、今季のプレミアリーグで７得点、公式戦で10得点と活躍。プレミアリーグやヨーロッパの強豪クラブからの関心が騒がれてきた。

　移籍情報サイト『Transfermarkt』が３月改訂で定めた市場価格は、2200万ユーロ（約30億8000万円）にものぼっている。もちろん決して安くはないが、いわゆるビッグクラブであれば獲得に躊躇する金額ではないかもしれない。
 

　また、ブライトンではアルゼンチン代表でカタール・ワールドカップを制したアレクシス・マク・アリステルや、冬のマーケットでアーセナル移籍が注目されたモイセス・カイセドも、この夏の人気銘柄だ。

『Football Insider』は、ブライトンが両選手退団の可能性を考慮しつつ、「３人目のスター」を手放すことを考えていないと報道。三笘を放出するつもりはないと伝えた。カイセド同様、アーセナルからの関心報道があったが、本人も夏にブライトンから急いで移籍しようとはしていないという。

　デ・ゼルビ監督が残留を示唆したとの先日の報道は記憶に新しい。三笘自身も、来季もブライトンのユニホームを纏う考えなのか。今夏に移籍すべきか、残留すべきか、議論が尽きない日本のエースの去就から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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