2020年のJ3第3節からフル出場を継続
今季、熊本から鳥栖に加入した河原。チームにとってすでに不可欠な存在だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
[J1第8節]鳥栖1-1柏/4月15日/駅前不動産スタジアム
J1第8節、鳥栖はホームの駅前不動産スタジアムに17位の柏を迎えた。
今季スタート時点では3バックで戦っていた鳥栖だが、最近は4-2-3-1で戦っていた。今節も基本的にはそのフォーメーションだったが、攻撃時にはボランチの一角に入った森谷賢太郎が、2列目に上がって堀米勇輝と並ぶようなポジションを取った。
これによって、ビルドアップの中心となる河原創のパスの選択肢が増え、自ずとチャンスも増加した。
川井健太監督は試合後にこのフォーメーションについて、「やはり彼(河原)は力のある選手だと思います。彼にあそこで前を見てもらって、180度ボールを散らしてほしかった。そこが一つあります。ビルドアップの形を少し変化させて挑んだ試合なんですけれども、森谷も含めて非常にそこは良かったなと思います。あとはこういう形を選手が慣れていくと、もっともっと良くなるのかなと思っています」と狙いを語った。
鳥栖の先制点は長沼洋一の美しいシュートから生まれたが、それをお膳立てしたのは河原と森谷だった。河原はアンカー気味なポジションを取り、攻撃のタクトを振るために「まずはボールを受ける回数を増やすこと」を意識したという。
さらに川井監督がよく口にする「テンポをもう少し作りたかった」と悔やんだ。それでも今季、鳥栖の中心になっているのは河原だ。ここまでリーグ戦8試合にフル出場を続け、ルヴァンカップにも全試合出場している。さらに全試合でチームトップの走行距離を誇っている。ちなみに熊本時代の2020年J3第3節からフル出場を続けているのも驚きだ。
河原にとってJ1での戦いは今季が初めてとなるが、すでに鳥栖に欠かせない存在となっている。それでも河原は「正直、まだまだですね」と話す。そんな彼に選手としての理想像は? と聞くと「究極はボールを奪えて、(パスを)つなげて、点を取る選手が一番だと思います。一気には無理ですけど、そこを目ざしながら一つずつやっていきたいと思います」という答えが返ってきた。
J1第8節、鳥栖はホームの駅前不動産スタジアムに17位の柏を迎えた。
今季スタート時点では3バックで戦っていた鳥栖だが、最近は4-2-3-1で戦っていた。今節も基本的にはそのフォーメーションだったが、攻撃時にはボランチの一角に入った森谷賢太郎が、2列目に上がって堀米勇輝と並ぶようなポジションを取った。
これによって、ビルドアップの中心となる河原創のパスの選択肢が増え、自ずとチャンスも増加した。
川井健太監督は試合後にこのフォーメーションについて、「やはり彼(河原)は力のある選手だと思います。彼にあそこで前を見てもらって、180度ボールを散らしてほしかった。そこが一つあります。ビルドアップの形を少し変化させて挑んだ試合なんですけれども、森谷も含めて非常にそこは良かったなと思います。あとはこういう形を選手が慣れていくと、もっともっと良くなるのかなと思っています」と狙いを語った。
鳥栖の先制点は長沼洋一の美しいシュートから生まれたが、それをお膳立てしたのは河原と森谷だった。河原はアンカー気味なポジションを取り、攻撃のタクトを振るために「まずはボールを受ける回数を増やすこと」を意識したという。
さらに川井監督がよく口にする「テンポをもう少し作りたかった」と悔やんだ。それでも今季、鳥栖の中心になっているのは河原だ。ここまでリーグ戦8試合にフル出場を続け、ルヴァンカップにも全試合出場している。さらに全試合でチームトップの走行距離を誇っている。ちなみに熊本時代の2020年J3第3節からフル出場を続けているのも驚きだ。
河原にとってJ1での戦いは今季が初めてとなるが、すでに鳥栖に欠かせない存在となっている。それでも河原は「正直、まだまだですね」と話す。そんな彼に選手としての理想像は? と聞くと「究極はボールを奪えて、(パスを)つなげて、点を取る選手が一番だと思います。一気には無理ですけど、そこを目ざしながら一つずつやっていきたいと思います」という答えが返ってきた。
今季の鳥栖はサイドからのクロスや、高い位置でボールを奪ってからのショートカウンターが目ざしている攻撃の形。河原も「より前で奪って攻撃をするのがチームのスタイルとして目ざす形」と話し、「後ろからつないでいって、点を取る形もできればいいんですけど、あまり欲張らないように」と続けた。
柏戦を1-1のドローで終え、2勝2分4敗と思うように勝点を伸ばせない状態が続いている鳥栖。だが、河原が理想像に一歩ずつ近づいていけば、それに比例して鳥栖の勝利も増えるのは目に見えている。
それでも河原は「自分の活躍で(チームが)上に行けるならいいですけど、あまり自分のことになり過ぎず、まずはチームが勝つことが大事。チームのためにこれからもやっていきたい」と話した。
熊本から今季加入した実直な男は、チームのために走り、チームのために卓越したサッカーセンスを発揮しようとしている。
取材・文●荒木英喜
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柏戦を1-1のドローで終え、2勝2分4敗と思うように勝点を伸ばせない状態が続いている鳥栖。だが、河原が理想像に一歩ずつ近づいていけば、それに比例して鳥栖の勝利も増えるのは目に見えている。
それでも河原は「自分の活躍で(チームが)上に行けるならいいですけど、あまり自分のことになり過ぎず、まずはチームが勝つことが大事。チームのためにこれからもやっていきたい」と話した。
熊本から今季加入した実直な男は、チームのために走り、チームのために卓越したサッカーセンスを発揮しようとしている。
取材・文●荒木英喜
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