敵だけではなく、所属チームも若き怪物を"徹底マーク"しているようだ。

　アーリング・ハーランドは昨夏、ドルトムントから父もプレーしたマンチェスター・シティに加入するや、驚異的なペースでゴールを量産。４月11日のバイエルン・ミュンヘン戦（３－０、チャンピオンズリーグ準々決勝）で今季の公式戦ゴール数が45点に到達し、プレミアリーグのクラブ所属選手としてはシーズン最多スコアラーとなった。

　ホームでの３試合連続ハットトリックや、1929年以来続いていたトミー・ジョンソンのクラブ年間最多ゴール記録更新などに続いての偉業達成だ。まさに手が付けられない状態となっている絶対的エースにあって、怖いのは怪我だけとも言える。

　その点をジョゼップ・グアルディオラ監督も強く感じており、現地紙『Daily Mail』によれば、15日のレスター戦（プレミアリーグ第31節）を前に、こう明かしている。
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「ドルトムントでどうしていたかは知らないが、我々は24時間体制で彼のケアをしている。信じられないほど優秀な医師と理学療法士が１日中、彼の背後についているんだ。大金をかけておいて、起用できないなんて理解しがたい。タイトなスケジュールのなか、選手たちの状態を常にチェックしないと。栄養、休息、睡眠、食事、今日では多くのものが求められる」

　ハーランドはドルトムント時代の昨季、16試合を負傷で欠場したのに対し、今季はここまで３試合のみ。グアルディオラ監督は「彼はピッチ上よりも、トレーニングセンターの中でずっと多く働いているんだ」と語ったように、影の努力が確実に効果を発揮している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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