【クラブW杯展望】開幕戦・広島-オークランド|オークランドがコンディション面で有利だが、広島は「総合力」で対抗する

2015年12月10日

【サンフレッチェ広島】懸念は9日間で3試合目となる超ハードスケジュール。

12月9日に前日練習に励むサンフレッチェ広島の面々。ハードスケジュールとなるが、層の厚みを活かして勝利を目指す。(C)Getty Images

■サンフレッチェ広島(開催国代表)
 
 G大阪とのチャンピオンシップ決勝を制し、2年ぶり3回目のリーグ制覇。開催国代表として、2012年以来となるクラブワールドカップに出場する。
 
 チャンピオンシップ決勝終了後にオフを1日挟み、7日の深夜に横浜入り。第1戦が行なわれた12月2日から考えると、9日間で3試合目となる超ハードスケジュールだ。対するオークランド・シティは12月2、3日に来日して調整しているだけに、コンディションのハンデは否めない。
 
 もっとも、選手たちのモチベーションは一様に高い。エースの佐藤が「本当にサッカーを楽しめる場所だし、プレッシャーとは違った楽しさや喜びを感じながらプレーしたい」と話せば、森﨑和も「プロになって心の底から楽しめた唯一の大会なので楽しみ」と目を輝かせる。
 
 森保監督が、ベテランら一部の選手を入れ替えて試合に臨む可能性はあるだろう。それでも、主力の代役として先発した選手や途中出場の選手が活躍してきた「総合力の広島」ならば、どんなメンバーでも日本のチャンピオンとして堂々たる戦いを見せてくれるはずだ。
 
文:小田智史(サッカーダイジェスト)

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