「親友であり戦友」香川真司と対戦。長友佑都は苦しむFC東京を救えるか「成長を見せつけたい」

2023年04月13日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「香川との対戦で記憶に新しいのは…」

4月16日の試合で“再会”するふたり。長友と香川はどんなプレーを披露してくれるのか。写真:サッカーダイジェスト

 FC東京が味の素スタジアムで戦うセレッソ大阪戦(4月15日、16時キックオフ)は、かつて日本代表で共闘した長友佑都と香川真司が再会を果たす場でもある。

 ともに出場すれば、Jリーグの舞台で対峙するのは実に13年ぶりとなる。その一線を前に長友は次のコメントを発した。

「香川選手との対戦で記憶に新しいのは、かつてアメリカで開催された親善試合。それぞれマンチェスター・ユナイテッド、インテルに在籍していた時のゲームですね。Jリーグのピッチで戦うのは初めてに近い感覚です。香川選手とは日本代表に選出された時期も同じで、仲良くさせてもらっています。ここまでの過程で香川選手から、多くの刺激を受けて、成長させてもらいました。その成長を彼の前で見せつけたいし、勝ちたい」

 今季ここまで長友はJ1の7試合に出場。そのうち3試合がスタメンで、残り4試合は途中出場だった。対する香川もJ1の7試合に出場。そのうち4試合が先発で、残り3試合が途中出場と、双方とも出番を得ているだけに今回の一戦でバトルを演じる可能性は高い。

 ちなみに長友は、香川がJリーグで4684日ぶりのゴール(鳥栖戦)を決めた時、こう祝福している。

「決めたんすか、えっ、マジっすか。これはね、Jリーグが盛り上がりますよ」

「ヨーロッパや日本代表を経験してきた僕らがJリーグを盛り上げていきたい」とも話した長友にとって、「親友であり戦友、苦楽を共にした仲」という香川との対決は特別に違いない。

 今季のFC東京はJ1の7試合を終えて8位。セレッソ大阪戦を前に、リーグ戦では3試合白星なしと苦しんでいる印象だ。こんな時こそ、屈強のベテランで持ちベーターでもある長友の力が不可欠。香川とのマッチアップを制し、FC東京に歓喜をもたらせるか。長友の底力に期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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