直撃!ワールドサッカーダイジェスト編集部「EURO2016出場24か国パーフェクトガイド。どこよりも早い選手名鑑付き」

2015年12月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

出場国がすべて出揃った。24か国のポジション別戦力ランクも掲載。

ディフェンディング・チャンピオンのスペインはドイツと並ぶ優勝候補。まさかのグループリーグ敗退に終わった14年W杯の屈辱を晴らせるか!?(C)Getty Images

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――『ワールドサッカーダイジェスト』の最新号はユーロ2016の特集です。出場24か国が出揃い、12月12日には本大会の組分け抽選が行なわれますね。ズバリ、今大会の注目ポイントは?

編集長:まず出場枠が16から24に増えた点ですね。それに伴って、大会期間が丸1か月(6月12日~7月12日)と、ワールドカップ並みの長丁場になります。優勝を狙うような大国は、これまで以上にグループリーグでは力をセーブしようとするでしょう。16チームによる決勝トーナメントに入ってからが本当の勝負になりそうです。

――初出場国が多いですよね。ウェールズ、アイスランド、北アイルランド、アルバニア、さらにスロバキアもチェコスロバキアから分離独立して以降では初めての出場です。

編集長:それも出場枠が増えた影響だろうと思います。アイスランドとアルバニアは、ワールドカップを含めたメジャー大会初出場です。

イングランド代表担当:英国4協会のうち、スコットランドを除く3か国が出場するのも興味深いですね。アイルランドも出ますから、プレミアリーグのファンにとってはお馴染みの選手が多く見られます。とくに注目したいのがウェールズです。なにしろ、58年ワールドカップ以来のビッグトーナメントですからね。ベイルという世界的なスターもいますし。もちろん、イングランドからも目が離せません。

――優勝候補はどこでしょう?

編集長:ワールドカップ優勝のドイツと前回王者のスペインが双璧だろうと思います。これに開催国のフランスとタレント軍団のベルギーが続く構図で、予選全勝のイングランドにもチャンスがありそうです。今号では主要国の記者に優勝チームを予想してもらっていますが、どの記者もこの5か国のいずれかを推しています。

――ベルギーの評価が高いようですが、メンバーを見るとたしかに優秀な選手が揃っています。FIFAランキングの1位ですし。

ベルギー代表担当:タレントの水準はドイツとスペインに匹敵するほど。アザールをはじめ、デ・ブルイネ、コンパニ、クルトワ、ヴィツェルなど一線級のプレーヤーが目白押しです。ただ、ベルギー人記者も書いているように、チームとしての完成度は高いとは言えません。メジャー大会初制覇の鍵を握るのはヴィルモッツ監督の手腕でしょう。

――開催国のフランスについては?

フランス代表担当:ドイツ、スペイン、ベルギーと比較して戦力的には落ちますが、地の利を活かせれば優勝もありえると思います。84年のユーロ、98年ワールドカップと、自国開催の大会で優勝しているのも見逃せないデータです。

――ただ、11月の同時多発テロの影響は無視できないのではないですか?

編集長:フランス代表への影響というより、大会が無事行なわれるのかという危惧があります。連載のジャーナリスティック・フランスでは、ヴェルドネ記者がそのテーマを取り上げています。

フランス代表担当:フランス代表にとって気掛かりなのはベンゼマの処遇です。例の恐喝関与疑惑で、本国フランスでは代表追放はやむなしという空気のようで……。エースが不在となれば大幅な戦力ダウンが免れません。

――先ほどウェールズが挙がりましたが、他に注目の中小国は?

編集長:常連国のクロアチアはもちろん、レバンドフスキのいるポーランド、イブラのスウェーデンという、ワールドクラスのストライカーを擁する両国も面白い存在です。

――まずは組分け抽選会の結果が楽しみですね。

イタリア代表担当:ポット2のイタリアが、ポット1のどの国と同じグループに入るか。そこが最大の焦点でしょう。

編集長:今号は「2016年ワールドスター・カレンダー」の付録が付いています。ぜひお求めください。


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