会見での激怒を受けての退任発表に、サポーターは何を思ったのだろうか。

　トッテナムは３月26日、アントニオ・コンテ監督の退任を発表した。今季の残りは助監督だったクリスティアン・ステッリーニが暫定で指揮を執り、ライアン・メイソンがヘッドコーチとなる。

　コンテは先日、２点差を追いつかれてサウサンプトンに引き分けに持ち込まれた試合後の会見で怒りを爆発させ、トッテナムが現体制でタイトルを獲得できていないことを指摘。選手たちを「自分勝手」と評するなど批判し、このままではクラブがトロフィーを掲げることはできないとこき下ろした。
 

　英紙『Daily Mail』はコンテ退任を受け、SNSでサポーターが以下のように反応したと報じている。

「ありがとう、ボス。クラブが失望させて申し訳ない」
「コンテはずっと解任してくれと求めていたじゃないか。やっとしてもらえたな」
「やっとコンテが解任された。これでイタリアに帰って、毎週文句を言うのをやめられるな」
「終わり。これで本当におしまいだ。さようなら、わが友よ。あなたのことはずっと忘れない」
「どちらにとっても全然理にかなっていなかった。だが、コンテはすぐに自分に合うクラブがなくなるな。消えかかっている。また成功したいなら、根本的にものの見方を変えなければいけないだろう」
「うまくいかなかったことはとても悲しい。コンテは現実じゃないような思い出を与えてくれた。でもこうなったら双方にとって最善だった。そのうえで、（バイエルンで解任されたばかりのユリアン・）ナーゲルスマンを連れてきてくれ」
「トッテナムというクラブより大きな選手、監督、チェアマンは存在しない。（会長のダニエル・）レビーには本当に自分がやっていることを分かってほしい。残り10試合を暫定監督に託すのは、特に厳しい日程だけに大きなリスクだ。ステッリーニとメイソンには幸運を祈る」

　Daily Mail紙も報じたように、今回の退任には賛否両論の声が寄せられているようだ。確かなのは、トッテナムのサポーターにとって大事なのはチームの今後ということ。来季以降の後任監督の人選とともに、まずは今季のトッテナムがどのようにシーズンを終えるかが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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