３月19日に開催されたFAカップの準々決勝で、三笘薫を擁するプレミアリーグ７位のブライトンは、４部のグリムズビーとホームで対戦。５－０で完勝し、４シーズンぶりに４強入りを果たした。

　圧巻のゴールラッシュを締め括ったのが、いつも通り左サイドハーフで先発した三笘だ。タイムアップ間際の90分にペナルティエリア左でパスを受けると、思い切りよく右足を一閃。これがブロックに入った相手の足に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

　絶好調の日本代表MFは、これが二桁得点にリーチとなる今シーズン９点目。５試合連続で得点またはアシストを記録する結果となった。

　多くのチャンスに絡み、存在感を存分に示した三笘を、地元メディア『Sussex Live』も高評価。及第点以上の「７点」を付け、以下のような賛辞を寄せている。
 

「過度にチャンスを得られなかったものの、ボールが与えられた時、多くのプレミアリーグのチーム同様、グリムズビーは彼のペースとスキルにほとんど対応できなかった。終盤にディフレクトしたシュートで得点した」

『Sussex Live』は「たくさんのチャンスは得られなかった」と綴ったが、チーム５点目を奪った直後と、前半にもビッグチャンスがあったことは事実。ハットトリックを達成できる可能性も十分あっただけに、本人としては満足できない部分が少なくないかもしれない。

　とはいえ、しっかりと好調をキープしたまま代表活動を迎えられそうだ。日本での大暴れを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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