【J1昇格プレーオフ展望】準決勝|C大阪-愛媛|監督交代の劇薬が結実するか、終盤戦の勢いで下剋上なるか?

2015年11月29日 サッカーダイジェスト編集部

C大阪――新体制で臨んだ最終節では躍動感が蘇り、雰囲気も好転。

【出場停止】C大阪=なし 愛媛=なし

J1昇格プレーオフ準決勝
セレッソ大阪 愛媛FC
11月29日(日)/15:30/ヤンマースタジアム長居
 
セレッソ大阪
リーグ成績:4位 勝点67 18勝13分11敗 57得点・40失点
 
【担当記者の視点】
 J2リーグ戦では勝点67で4位に終わった。2位の磐田に15ポイント差をつけられる悔しい結果となった。特に終盤戦では低迷が続き、11月17日にはパウロ・アウトゥオリ監督を解任、大熊清新監督のもとでチームは再スタートを切ることとなった。
 
 新体制で臨んだ42節・東京V戦では、茂庭の自身初となる2得点で6試合ぶりに勝利。心機一転を図ったチームは全体に躍動感が蘇り、雰囲気も好転しつつある。
 
 ただし、準決勝の相手である愛媛は、今季苦しめられた難敵のひとつ。17節の対戦ではホームで楠神の決勝点で1-0と勝利するも後半は苦戦を強いられた。また27節では、山口、キム・ジンヒョン、扇原が代表戦や負傷のため欠場していたとはいえ、相手のハードワークに押されて後半の2失点で逆転負けを喫している。
 
 それでも、「その時とはシステムなども違う。今、チームとして自信を持ってやっていきたい」というのは関口。東京V戦で奮闘し、愛媛との前回対戦でもゴールを決めたこのハードワーカーをはじめ、イレブンは気合い十分だ。
 
 とりわけ期待がかかるのは、10月以降ゴールから遠ざかっている攻撃陣の爆発だ。引き分けでも決勝に進めるが、息を吹き返したC大阪は、ホームの力も活かして、この一戦では攻めきり、あくまで勝利を狙いたい。
 

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