現在、バイエルンとドルトムントに次ぐ３位に付け、初のブンデスリーガ優勝を狙うRBライプツィヒ。そんなドイツの新興クラブの攻撃陣の中でひときわ輝きを放っているのがハンガリー代表MFのドミニク・ソボスライだ。

　21年１月にレッドブル・ザルツブルクからRBライプツィヒに加入したソボスライだったが、初年度は怪我のため出場機会は得られず。翌21-22シーズンは序盤こそ強烈なミドルシュートや圧巻の個人技で注目を集めたものの、シーズンを通してコンスタントな活躍はできなかった。

　ターニングポイントとなったのは昨年９月。成績不振の影響からドメニコ・テデスコ監督が解任され、レッドブル・ザルブルク時代の恩師、マルコ・ローゼ監督が途中就任したのだ。

　すると、本来のポテンシャルが一気に開花。２列目の定位置を確保すると、攻撃陣の主軸として、ここまで４ゴール・８アシスト（ブンデスリーガで２位）をマークしている。
 

　まだ22歳ながらハンガリー代表でも10番を背負うソボスライ。そんな注目の天才MFのゴール＆アシスト集を、３月14日にブンデスリーガの公式YouTubeチャンネルが公開した。長距離から放った直接フリーキックや、アクロバティックなボレーシュートなど、珠玉の名シーンがてんこ盛りだ。

　動画のコメント欄には、以下のような賞賛の言葉などが並んだ。

「まるでランパードみたいだ」
「彼はブンデスでナンバーワンの選手」
「とくに１、２、７、８、９ゴール目が圧巻だ」
「ミスターレッドブルだよ」
「バイエルンはこの男を獲得すべきだ」
「アーセナルに連れてきてジャカのような役割をさせたい」

　コメントにもあるように、ソボスライは数多くのビッグクラブが興味を示す来夏の移籍市場の目玉候補のひとり。今後のサッカーシーンを牽引するMFのプレーに注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部