【G大阪】長谷川監督の視線は、すでに決勝へ。「ホームで先制し、前に出てこさせるような展開が理想」

2015年11月28日 サッカーダイジェスト編集部

「60分過ぎに浅野を投入されて、カウンターを狙われる。そういう展開だけは避けたい」

「勝負どころで使おうと考えていた」(長谷川監督)という米倉が決勝点をアシスト。宇佐美の途中交代もプラン通りだったという。(C)SOCCER DIGEST

 チャンピオンシップ準決勝の浦和対G大阪は11月28日、埼玉スタジアムで行なわれた。延長戦にもつれ込んだ熱戦は3-1でG大阪が勝利し、広島との決勝戦へ駒を進めた。
 
 J1連覇に王手をかけた長谷川監督のコメントをお届けする。
 
【CS準決勝|採点&寸評】浦和 1-3 G大阪
 
【CS準決勝 PHOTOハイライト】浦和 1-3 G大阪​

 勝てたので選手たちには感謝しています。新たな形式になって初めてのチャンピオンシップで、つまらない試合になるのは嫌だったんですが、観ているひとたちに楽しんでもらえたんじゃないかと思います。とにかく、こういう試合ができたのも選手たちが頑張ってくれたおかげです。
 
――宇佐美選手を途中で交代させた理由と、延長戦で井手口選手を投入した意図は?
 
 もともと70分くらいまでの起用を見込み先発させたので、予定どおり交代させました。ただ、次に向けてはフレッシュな状態で臨んでくれると思います。井手口に関しては、大森が足をつっていてリンスを入れるかで迷ったんですが、遠藤がだいぶ疲れていたので、守備のバランスを優先しました。それから、遠藤が前線で起点となってサイドの米倉や倉田を使えるんじゃないかという意図もありました。
 
――米倉選手をスタメンではなく、途中起用した狙いを教えてください。
 
 浦和のホームで戦うので、ある程度守備力のあるオ・ジェソクを先に使って、勝負どころで米倉を使おうと考えていました。浦和が相手だとどうしても守る時間が増えてくることが一番の理由です。
 
――前半はやや押し込まれていたが、どう感じていましたか?
 
 何回か良い形でゴール前まで攻め込めていましたけど、シュートまで行けなかったり、クロスを上げられなかったり、攻撃が中途半端だという印象で見ていました。浦和の攻撃は、セットプレーでやや怖さはありましたけど、それ以外は集中して対応できていた。とはいえ、一瞬で決め切れる選手はいますので、なにが起きてもすぐ動けるようにはしていました。
 
――これで決勝進出となりましたが、広島を相手にどのような戦いをイメージしていますか?
 
 先制されると非常に厳しい戦いになると思っています。なので、第1戦はホームですから、先制して広島を前に出てこさせるような展開が理想です。先制点を与えてしまうと、60分過ぎから浅野を投入されてカウンターを狙ってこられるので、そういう展開だけは避けたい。
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