3戦連続無得点でCL敗退。復帰したトッテナム指揮官コンテが感じる危機感「ECLのGS敗退から一歩前進したが…」

2023年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「誰もが次のラウンドに進みたいと考えている」

療養からおよそ1か月ぶりに復帰したコンテ監督。(C)SOCCER DIGEST

 現地時間3月8日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第2レグで、トッテナムはミランとホームで対戦。第1レグは0-1で落としたなか、必死に逆転を目ざすも、クリスティアン・ロメルの痛恨の退場もあり、最後までゴールを奪えず。0-0でタイムアップを迎え、2戦合計0-1で敗退となった。

 英公共放送『BBC』によれば、この一戦で療養から復帰したアントニオ・コンテ監督は試合後、「得点できなかったのは3試合連続だ。試合は均衡していたと思う。攻撃面ではもっと上手くやれるはずだ」と発言。得点力不足解消の必要性を訴えた。

「フロントハーフの選手だけでなく、チーム全体について言っているんだ。私たちはもっと上手くやれる。選手たちの献身性については、ネガティブな意見は何も言えない。彼らは最初から最後まで全てを捧げてくれた。10人で試合を終えた。

 もし、ポジティブな状況を見なければならないとすれば、それは我々が一歩前進したという事実だ。昨年はヨーロッパカンファレンスリーグでプレーし、グループステージ突破さえできなかった。今は一歩前進したが、それだけでは不十分で、競争力をつけたいのであれば、戦わなければならない」
 
 今後に向けては、「プレッシャーを少し感じた。このような試合を定期的に行い、改善を図る必要がある」と言い、国内リーグ4位以上に与えられる来シーズンのCL出場権確保へ、緊張感のある試合を重ねていく重要性を説いた。

「誰もが次のラウンドに進みたいと考えていると思う。第1戦では、良いチャンスを逃してしまった。ミランは我々と同じように重要な選手を欠いていたなかでだ。我々は努力を続け、シーズン終了時に最高のポジションに辿り着くためにトライしなければならない」

 トッテナムは現在、混戦を極めるプレミアリーグで4位に位置する。残る戦いはリーグ戦だけとなった今、トップ4フィニッシュは至上命題だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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