「二度とプレーさせるな」「狂っている」出場40秒でブチギレ!ローマDFを蹴り飛ばして一発退場のユベントスFWにファン激怒「もう見たくない」

2023年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官は「チームを困難に陥れた」

ファウルへ激怒して相手を蹴り飛ばしたケーン。(C)Getty Images

 1点を追う終盤に指揮官がストライカーを投入したのは、なんとしてでも同点弾を決めてほしかったからだ。それが、出場から40秒も経たないうちに愚行に及べば、批判は避けられない。

 3月5日のセリエA第25節、ユベントスは敵地でローマに0-1と敗れた。試合後、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督は、相手選手を蹴って退場となったモイゼ・ケーンに苦言を呈している。

 53分にジャンルカ・マンチーニに先制を許したユベントスは、同点を目指してフェデリコ・キエーザやポール・ポグバを投入。さらにアッレーグリ監督は89分、最後の交代枠を使ってケーンを送り出した。

 だが、ケーンはファーストプレーで指揮官を裏切ってしまう。アンヘル・ディ・マリアからのパスを受けた際、背負っていたマンチーニにユニホームをつかまれたことに激高。後ろから蹴り飛ばし、報復行為で一発退場を命じられたのだ。

 14本のシュートを放ち、ゴールマウスに2度嫌われ、アディショナルタイムが7分ある中、必死に追いかけていたチームにとって痛恨の退場だったのは言うまでもない。10人となったチームは結局スコアをタイにすることができず、リーグ戦で5試合ぶりとなる黒星を喫した。
 
 当然、ケーンに対する風当たりは強い。試合状況を伝えたユベントス公式ツイッターでは、サポーターから批判の言葉が相次いだ。

「去れ」
「狂っている」
「恥ずべきだ」
「もう見たくない」
「チームから外せ」
「エバートンに送り返せ」
「もう言葉がない…本当に」
「セリエAとセリエBで最も無能な選手だな」
「彼は二度とユベントスでプレーすべきではない」
「もうあいつを出すな! ふさわしくないことを示した」
「この選手を使うのをやめるとき。やり返さなければウチに対するファウルだったのに」
「向こうも蹴られてから遅れて倒れたが、それでケーンがバカじゃないことにはならない」

『Gazzetta dello Sport』紙によると、セリエAの最速退場は1990年のジュゼッペ・ロレンツォ(ボローニャ)の10秒。直近では2015年のジュリオ・ミリアッチョ(アタランタ)が32秒で退場した。ケーンの退場は、最速ではないということだ。

 だがもちろん、その失態の代償は大きい。アッレーグリ監督は「ケーンは間違えた」と話している。

「ファウルをされたのに、自分で退場になった。プレーしていなくてナーバスになっていたのかもしれない。彼は謝罪した。だが、チームを困難に陥れたんだ。彼には高額の罰金が科されるだろう。(アディショナルタイムを合わせた)9分間で決定的になれたかもしれなかった」

 23歳のストライカーは今後、信頼を取り戻すことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】40秒でブチギレてイタリア代表DFを蹴り飛ばす!ユーベFWの衝撃退場シーン

次ページ【動画】40秒でブチギレてイタリア代表DFを蹴り飛ばす!ユーベFWの衝撃退場シーン

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事