現地時間３月５日に開催されたプレミアリーグ第26節で、３位のマンチェスター・ユナイテッドは６位のリバプールと敵地で対戦。43分にコディ・ガクポに先制点を許すと、後半は火のついた相手攻撃陣にやられ放題となり、衝撃の６失点。０－７という歴史的惨敗を喫した。

　エリク・テン・ハーフ監督は怒りを露わにし、「プロフェッショナルでなければ、マンチェスター・ユナイテッドでもない」と吐き捨てたが、ひとり試合後にプロフェッショナルな振る舞いを見せた選手がいる。センターバックの一角でフル出場したラファエル・ヴァランヌだ。

　チームメイトががっくりと肩を落とし、早々にロッカールームへ向かうなか、29歳のフランス代表DFはシャウト。目を覆いたくなるような惨状にもかかわらず、最後までスタンドで見届けてくれたサポーターに挨拶するよう促したのだ。
【画像】衝撃の惨敗…それでも「ファンに挨拶に行くべき」と主張した元マドリー戦士

　どんな時でもリスペクトを忘れない、このキャプテンシー溢れる行動は、SNS上で爆発的に拡散され、話題沸騰。世界中のサッカーファンから様々なコメントが上がっている。

「なんて優れたリーダーだ」
「GOOAAALLL!!!! ８－７ アウェーファンに拍手 97'」
「８－７ユナイテッド！！！！！」
「カッコイイの一言しかない」
「リーダーシップもあるし人間性も素晴らしい」
「Madrid mentality」
「求められるのはこれだよブルーノ」
「彼にアームバンドを」
「勝利や楽しい時にアウェーエンドに行くのは簡単。選手たちはクラブを応援しようと旅をしてお金を払うファンのために、厳しい時にそれをする必要がある」

　史上最多14度のチャンピオンズリーグ制覇を誇る常勝軍団、レアル・マドリーから加入して２年目を迎えたヴァランヌ。プレー面以外でも、勝者のメンタリティをもたらしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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