[J１第３節]浦和２－１C大阪／３月４日／浦和駒場スタジアム

　ホーム開幕戦となる３節・セレッソ大阪戦で、今季初勝利を飾った浦和。前半にオウンゴールで先制を許すも、後半に２得点。鮮やかな逆転勝利を収めた一戦で、アレクサンダー・ショルツとともにセンターバックでコンビを組み、タフなディフェンスでインパクトを残したのが新加入のマリウス・ホイブラーテンだ。

　ノルウェー出身の28歳は、母国のボデ/グリムトから完全移籍。184センチの左利きDFで、２月の合流ながら、開幕から３戦連続でフル出場。高さを活かした対人プレーやヘディングシュート、ロングフィードが目立っている。

　C大阪戦後に取材に応じたホイブラーテンは、チームの今季初勝利を「最高の気分」と喜び、１点ビハインドとなった際には、チームメイトが「戦う姿勢を無くさなかった」と振り返る。
 

　そして、大声援を送ったスタンドのファン・サポーターを「素晴らしい。ファンタスティック。今日だけでなく前の２試合も素晴らしい後押しをしてくれた」と絶賛した。

　自身初の海外挑戦。その舞台となるJリーグの印象を「選手がよく走る。個人技術も高い」と語る。2020年にボデ/グリムトでチームメイトだったキャスパー・ユンカーからは、来日前に「すごく良いリーグ」とアドバイスされていたと振り返る。

　ここまでの日本での生活は「自分のプロセスとしては、よく進行している」と手応え。今後については「常に向上心を持って。完璧になることは無い」と謙虚な一面を見せて、周囲とのコミュニケーションを深めて「どんどん自分のクオリティを表現したい」と意気込んだ。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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