【採点寸評|浦和】連敗ストップの今季初勝利! 選手同士の距離感が良く、サイドからの攻撃に迫力[J1第3節 浦和2-1C大阪]

2023年03月05日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

今後に期待を抱かせる一戦

【警告】浦和=なし C大阪=香川(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】安居海渡(浦和)

 3月4日にJ1リーグ第3節が各地で開催。浦和駒場スタジアムでは浦和レッズ対セレッソ大阪が行なわれ、2-1で浦和が勝利した。
【PHOTO】浦和の出場15選手&監督の採点。安居はワンチャンスを活かして決勝弾。攻撃の潤滑油になった興梠
 先制したのはC大阪。33分、相手のオウンゴールでリードを奪う。

 浦和は1点ビハインドで迎えた後半、61分にアレクサンダー・ショルツのPKで試合を振り出しに戻す。開幕から2戦続けて0-2と無得点で連敗していた浦和にとって、これが今季初得点に。

 同点に追いついた浦和はさらに82分、勝負を決するゴールを奪う。テンポの良いつなぎから、最後は途中出場の安居海渡が狙いすました右足シュートでネットを揺らした。

 その後はC大阪の反撃を抑え込んだ浦和が、待望の今季初白星を挙げた。
 
▼浦和のチーム採点「6.5」
 2003年以来20年ぶりとなった浦和駒場スタジアムでのホーム開幕戦で、連敗を2で止めて今季初勝利。劇的な逆転勝ちで、試合を通じて優勢だった。

 攻撃では、序盤からボールを握る展開に持ち込む。1トップに入った今季初先発の興梠慎三が、柔軟なポジショニングとパスワークで中央からの攻撃にリズムを生んだ。選手同士の距離感が良く、サイドからの攻撃も迫力があり、堅いブロックが持ち味のC大阪を相手に再三決定機を作った。

 守備では、前節までのハイプレスは目立たなかったものの、中盤での争いで優位に立ち、C大阪の前進を阻む。数少なかったピンチが不運なオウンゴールにつながったが、ショルツとマリウス・ホイブラーテンの両センターバックを中心に安定感が光った。

 また、途中出場で決勝点を決めた安居は、本来のボランチではなくトップ下で起用された。マチェイ・スコルジャ監督の独自の"色"も見られて、今後に期待を抱かせる一戦だった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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