DAZNの公式YouTubeチャンネルで公開された『内田篤人のFOOTBALL TIME ＃120』の未公開トークで、吉田麻也が三笘薫の日本代表における起用法について語った。

　内田氏から「（三笘は）やっぱり頼りになりましたか？」と問われた日本代表キャプテンは、「予選の時は……」と回想し、次のように語り出した。

「ギャンブル性がやっぱり高かったかな。行けるかもしれないけど、行けなかったら、逆に言うと、カウンターを受ける可能性があるし、守備の面での不安もあったし。というのが、予選の"諸刃の剣"的な」

　内田氏が「だからスタートから使わなかったんだろうね」と言えば、「そうだね」とうなずく吉田はこう続ける。

「で、本大会後の、このイングランドでの活躍を見ると、やっぱりそれが、１つ、２つ、頭が抜けたかなっていう気はしますね」

　三笘の活躍を称える吉田には、ある懸念があった。
 

「俺が危惧していたのは、それをコンスタントに出せるかどうかと、フィジカル的な要素をつけていかないと、タフなプレミアのリーグだったり、（相手の）マークで怪我したり、コンディションを落としたりする可能性があるから。そこが肝になるなと思っていた」

　結果、三笘は逞しく奮闘している。

「けっこうスタメンで出て、クリスマス時期の、あのハードなスケジューリングで、１年目からやっちゃってるから」

　カタール・ワールドカップ後の三笘は、ブライトンではもはや欠かせない存在となっている。そんな25歳アタッカーに関して、吉田は「でも、１年目より２年目のほうが難しくなるからね。間違いなく」とも言う。オランダ、イングランド、イタリア、ドイツと欧州のトップリーグで活躍し続け、豊富な経験を持つベテランらしい見解を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「頼りになりましたか？」三笘に関する内田の質問に吉田は何と答えた？「予選の時は…」