【J2マッチレポート】福岡があと一歩で自動昇格を逃す。しかし、怒涛の8連勝締めで、プレーオフへ視界は良好

2015年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

サイド攻撃を軸に大量4ゴールをゲット。

城後の先制点を皮切りに、ウェリントン(7番)の2得点など、計4ゴールを見舞った福岡。惜しくも自動昇格はならなかったが、チーム状態は極めて良好だ。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J2リーグ最終節の岐阜対福岡が11月23日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行なわれ、アウェーの福岡が4-1で勝利した。
 
 試合は立ち上がりからアグレッシブに攻める福岡が主導権を握る。守備のバランスを保ちつつ攻守の素早い切り替えを意識し、サイド攻撃でチャンスを創出。11分にはCBからの大きなサイドチェンジで右サイドをえぐり、最後は城後がシュート。そして13分、右クロスを酒井が折り返し、城後がヘッドで先制点を挙げた。
 
 守っては18分のレオ・ミネイロのシュートをGK中村が好セーブ。スピードのある相手FWをしっかりケアしつつ、セットプレーも守備陣が撥ね返し、1点のリードを保って前半を終えた。
 
 後半は岐阜にペースを握られ、59分にレオ・ミネイロにゴールを許して同点に追いつかれる。しかし、福岡はその後、酒井に代えて坂田を投入。前線を活性化し、攻撃の圧力を強めた。
 
 すると71分。前半と同じくサイド攻撃からゴールが生まれる。右サイドからのクロスにウェリントンがヘッドで合わせて2点目を挙げると、その2分後には中村のクロスを城後が合わせて3点目を叩き込んだ。
 
 さらに福岡は77分にCKからウェリントンがヘッドで4点目を挙げ、4-1として終了の笛を聞いた。
 
 福岡はこの勝利で怒涛の8連勝でシーズンをフィニッシュ。しかし、他会場で磐田が大分に勝利したため、得失点差で3位にとどまった。
 
 この結果、福岡は11月29日から行なわれるJ1昇格プレーオフに回ることが決定。5年ぶりのJ1復帰をかけて、まずは準決勝で長崎と対戦する。
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