「ぺレス会長は今夏の移籍リストにクボの名前を戻す」覚醒した久保建英の“再契約”を古巣マドリーが検討か。「見失うことはない」

2023年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アタッカーの先物リストにクボをすでに追加した可能性がある」

ソシエダで躍動する久保を古巣マドリーも注視しているようだ。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの久保建英が活躍する度に騒がしくなるのが、古巣レアル・マドリーを贔屓にするメディアだ。

 直近のエスパニョール戦で鮮烈なゴラッソを叩き込んだのを受けて、マドリーの専門メディア『Defensa Central』は2月17日、「フロレンティーノ(・ペレス会長)が久保と再契約するための値段。6000万ユーロ、重要な数字」と見出しを付けた記事を掲載。「マドリーの会長は"貸し出している"選手を見失うことはない」と綴っている。

「マドリーの会長は、ベストを尽くしているレンタル選手のひとり、タケフサ・クボの復帰に関心があるかもしれない。日本のアタッカーは最終的にレアル・ソシエダへ解き放つことになったが、彼の今シーズンの素晴らしいパフォーマンスは、今夏の移籍リストに彼の名前を戻すだろう」

 久保は完全移籍でソシエダに加入したもかかわらず、「レンタル選手」と記しているのは、マドリーが完全に影響力を失ったわけではないからかもしれない。
 
 同メディアは、第三者クラブからオファーが来た場合、久保の獲得についてマドリーがそのクラブよりも優先的に交渉できる権利と、もしソシエダが売却した場合に、その利益の50パーセントを得られる権利を保持している事実を説明したうえで、仮に買い戻す場合は、ソシエダと交渉が必要であると伝えている。

「マドリーは、他のクラブと同様にソシエダと取引する義務があり、バスクのチームが設定した6000万ユーロ(約84億円)の契約解除条項を常に考慮に入れる必要ある。交渉に関して大きく不利な点である」

 記事は「マドリーは来シーズンのアタッカーの先物リストにタケ・クボをすでに追加した可能性がある」としつつも、復帰の難しさをこう指摘している。

「ソシエダでの好成績にもかかわらず、ペレス会長と取締役会の他の2つの関心事である(ミランにレンタル中の)ブラヒム・ディアスや(獲得が取り沙汰されているリヨンの)ラヤン・シェルキを彼が上回るのは容易ではない」

 ただ、そもそも久保自身が「ソシエダで満足している」「理想的なクラブ」とたびたび発言しており、ラ・レアルも中心選手を簡単に手放すとは考えにくい。とはいえ、移籍市場は何が起こるかわからない。今後の活躍次第では、マドリーが本腰を入れて動く可能性もなくはないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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