２月14日に都内で開催された各クラブの代表選手と監督が集うJリーグ・キックオフカンファレンスで、柏レイソルのネルシーニョ監督が新シーズンに向けた意気込みを語った。

「非常に良いキャンプができたので、良い準備が整っていると感じています」

　そう話すネルシーニョ監督は、手応えを感じているポイントについて言葉を続ける。

「新戦力は非常にクオリティが高く、クリエイティブな選手たちなので、キャンプでは良いトレーニングができましたね。なによりも、選手に大きな怪我がない状態でキャンプを終えられたのは非常にポジティブな点でした。選手みんなが100パーセントで練習してくれたので、とても良いチームになると期待しています」
 

　大きな怪我を負っている選手がいないなかで迎えたプレシーズンマッチ、２月12日開催のちばぎんカップ千葉戦では、片山瑛一、立田悠悟、高嶺朋樹、山田康太、仙頭啓矢という５人の新戦力をスタメンで起用し、４－３－３の新フォーメーションをテストした。ネルシーニョ監督が狙いを明かす。

「昨季は、ほとんどの試合で３バック、または５バックで戦うことが多かったですが、今季は４バックを基本フォーメーションにして選手の個性を生かすサッカーを展開したいと考えています。まだ完成度は100パーセントではありませんが、徐々にコンディションとともに上げていっていきたい。今季は昨季よりも大きく変わるでしょう」

　果たして、２月18日に三協フロンテア柏スタジアムで行なわれるガンバ大阪との開幕戦では、どんなサッカーを見せてくれるのか。ネルシーニョ監督の手腕に注目だ。

取材・文●志水麗鑑（サッカーダイジェスト編集部）