「ヒューマンエラー?仕事を理解していないだけだ」誤審謝罪もアーセナル指揮官の怒りは静まらず「「私が満足するとすれば…」

2023年02月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「彼らはオープンに謝罪した。それは本当に良いことだが…」

いまだ誤審に激しい怒りを持つアルテタ監督。(C)Getty Images

 判定が誤っていた事実は認められ、謝罪もされた。だが、アーセナルのミケル・アルテタ監督は納得していない。タイトルレースにおいて貴重なポイントを失ったことは変わらないのだ。

 アーセナルは2月11日のプレミアリーグ第23節で、ブレントフォードで1―1と引き分けた。だが、試合後にはアイバン・トニーの同点弾を巡って議論が紛糾。スペイン人指揮官は「見直したがオフサイド」と不満を表していた。

 イングランドのプロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド(PGMOL)は12日、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入プロセスに「重大な誤り」があったとし、「ヒューマンエラー」を公式に謝罪している。

 だが、英公共放送『BBC』によると、延期分のマンチェスター・シティ戦を翌日に控えた14日、アルテタ監督は「ヒューマンエラーではなく、仕事を理解していないだけだ」と、引き続き不満を表した。

「受け入れられない。申し訳ないがね。アーセナルにとっては2ポイントの代償となった。それが戻ってくることはない。我々はその2ポイントをリーグ戦のどこかで見つけなければいけないんだ」
【動画】前代未聞!審判が誤審と認めた場面をチェック
 2試合連続でポイントを落としたアーセナルは、2位のシティに3ポイント差と迫られた。アーセナルは消化が1試合少ないが、15日の直接対決で敗れればシティに並ばれる状況だ。

 アルテタ監督は「画像であらゆる証拠を分析し、大変な怒りと落胆を覚えて試合を終えた」と、不満を強調。「謝罪したことや説明を評価している。本当にオープンだった。同業者たちからとても同情してもらった」と、一定の理解を示しつつ、受け入れがたい出来事だったと続けた。

「私が満足するとすれば、それは2ポイントを返してもらった場合だけだ。そしてそれはない。彼らは正直に、オープンに謝罪し、説明した。それは本当に良いことだ。だが、我々が本来あるべき2ポイントを失ったという事実は変わらない」

 アーセナル悲願の王座奪還に、今回の誤審はどう影響するのか。タイトルレースの展開次第で、今後も話題となりそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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