現地時間２月14日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16の第１レグで、パリ・サンジェルマンはバイエルン・ミュンヘンとホームで対戦し、０－１で敗れた。

　公式戦２連敗中のフランス王者は、コンディションが不安視されたリオネル・メッシがネイマールとともに２トップを組むも、なかなかチャンスを作れず。53分には古巣対戦となったキングスレー・コマンに先制点を許すと、57分にたまらず故障明けのキリアン・エムバペをピッチに送り込む。

　すると82分、ヌーノ・メンデスの折り返しをエムバペが押し込んで同点かと思われたが、半自動オフサイドテクノロジーでメンデスがオフサイドの判定に。結局最後までゴールを奪えず、ホームで手痛い黒星を喫した。

　それでもエムバペは、すぐさま視線を次の試合へ。クラブ公式サイトによれば、24歳のエースは気持ちを切り替え、こう語っている。
 

「ポジティブに捉えなければならない。２本勝負だからね。ファーストレグで起こった出来事は変えられない。ベスト16を突破するために敵地に乗り込むんだ。突破できる十分な可能性は常にある。たくさんのエネルギーと決意を持って臨むよ。自分たちのゲームをし、攻撃的なフットボールをしなければ」

　エムバペは今月１日のモンペリエ戦で太腿を負傷。全治３週間の診断を受け、バイエルン戦の出場はほぼ不可能と考えられていたが、試合前日の練習で復帰し、ぎりぎりで大一番に間に合わせていた。自身の状態について問われると、次のように答えている。

「フィーリング？ 少し心配だったけど、自分の全てを出し切ったので、もう何も残っていない。あとは継続して、しっかり回復させなければならない。全員が健康体になり、100％の状態に戻れば、きっと上手くいくはずだ」

　雌雄を決する第２レグは３週間後の３月８日。舞台をバイエルンの本拠地に移して行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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