「相手には悪夢」今季22発!古橋亨梧にセルティックは依存しすぎなのか?地元紙が見解「もしキョウゴがケガをしたら…」

2023年02月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「オ・ヒョンギュはギアクマキスの後釜として獲得されたとみられるが…」

すでに昨シーズンを上回る22ゴールをマークしている古橋。(C)Getty Images

 セルティックの古橋亨梧は、2年目の今季もゴールを量産している。すでに公式戦で22ゴールをマークし、得点王争いのトップを走っている。

 ケガで戦列を離れていた昨季後半戦に代役を務めたギオルゴス・ギアクマキスは、古橋とのポジション争いで出場機会を得られず、今冬のマーケットでアメリカに旅立った。セルティックは代役にオ・ヒョンギュを獲得したが、古橋が絶対的エースなのは言うまでもない。

 そこで生じるのが、もしも昨季のように古橋が長期離脱した場合、セルティックはその穴を埋めることができるのかという疑問だ。2月9日、『Herald』がこの問題について報じている。

 まず、同紙は古橋の存在の大きさについて、「今季3冠の可能性があるセルティックを爆発させる男となるプレッシャーにキョウゴは耐えられるだろうか。簡単に答えるなら、もちろん、彼にはそれができる」と見解を示した。

「自信がにじみ出ており、正直なところ、『プレッシャー』という言葉は彼の辞書にはないかのようだ。簡単にスコットランドのサッカーを理解し、毎週のように相手DFたちに髪をかきむしらせている。絶えるのことのない彼の動きは、対戦相手にとって悪夢に違いない」
 
 そのうえで、Heraldは「監督はどんな可能性にも備えなければいけないが、もしもキョウゴがケガをしたら、セルティックはすべての公式戦でこの好調な流れを続けられるほどの力を備えているのだろうか?」と続けている。

「一見すると、オ・ヒョンギュはギアクマキスの直接の後釜として獲得されたとみられる。だが、もしも大惨事に見舞われた場合、最初に向かうのは彼のところということになるだろう。3つの公式戦でタイトルを争うセルティックを前線でけん引できるほどの力と経験を持っているのか。アンジェ・ポステコグルー監督がそう考えているのは確かだ」

「監督も言ったように、彼は水原三星で重要な14得点を挙げ、チームを降格から救った。この重圧のかかる環境での経験は、セルティックでの旅路においても助けとなるはずだ。だが、スコットランドと比較できる重圧だったのだろうか。それはこれから議論されるところだ」

 一方で、同紙は「ポステコグルーが手にしている控えストライカーのオプションは、オだけではない。中盤にも、簡単に前線で先頭を走るオプションにできる選手がたくさんいる」とも報じた。

「ダイゼン・マエダ、リエル・アバダ、ジョッタ、セアド・ハクサバノビッチ、デイビッド・ターンブルといった選手たちは、ストライカーや偽9番として起用することもできる」

 結果、Heraldは、セルティックに古橋がいなくても補えるだけのチーム力があると結論づけた。そのうえで、その必要がないことが願われるのは当然ともつけ加えている。

「ポステコグルーやスタッフには複数の選択肢があり、だからこそ自分たちのスカッドに自信を持って安心しているのだろう。現在のスタメンは強力だ。そしてベンチから起用できる代役の選手たちも、チームを少しも弱体化させたりはしない」

「日本のタリスマンがいてもいなくても、セルティックには複数のトロフィーを勝ち取るだけのオプションがある。その上で、最も楽観的なセルティックファンでも、本当に代役たちが試される必要がないことを望んでいるだろう」

 古橋がコンディションを保ち、これからもネットを揺らし続けることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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