次の古橋や旗手は? “スコットランドのクラブがチェックすべきJリーグの5選手”を地元メディアが紹介!「昨季最大の驚き」「川崎の中盤の要」「足技に優れた守護神」と評されたのは?

2023年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「パフォーマンスと安定感の双方で印象的だった左SB」も

この松木ら5選手がピックアップされた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 セルティックがアンジェ・ポステコグルー監督を招聘し、Jリーグをよく知る指揮官が引き抜いた古橋亨梧が活躍して以降、スコットランドサッカー界には日本人選手が増えている。

 昨季途中には前田大然、旗手怜央、井手口陽介が古橋の後を追った。セルティックはこの冬も小林友希と岩田智輝を獲得し、日本人選手を6人としている。思うように出場機会を得られない井手口は退団が近いとも言われるが、いずれにしても一大コミュニティーであることは確かだ。

 セルティックの成功を受け、スコットランドの他クラブも日本人選手に目を向けるようになった。今冬のマーケットでは、ハーツが小田裕太郎を、マザーウェルが檀崎竜孔を獲得している。

『footballscotland』は2月6日、比較的安価で獲得可能なことも大きいとし、「レンジャーズやハイバーニアン、アバディーンといったクラブもすぐにJリーグへ新たなタレントを求めに行きたがるかもしれない」と報道。日本サッカーに精通するサム・ロブソン氏による、注目の5選手を紹介した。
 
 スコットランドのクラブが注目すべきJリーグの5選手としてロブソン氏が選んだのは、松木玖生(FC東京)、満田誠(サンフレッチェ広島)、橘田健人(川崎フロンターレ)、谷晃生(ガンバ大阪)、山原怜音(清水エスパルス)の5人だ。

「中盤3枚の左サイドでプレーするボックス・トゥ・ボックスのMF」と松木について、同メディアは「昨季がプロ1年目ながら主力に近い存在だった」と紹介。「素晴らしい素質を持ち、速さと強さもあり、自信にも満ちている。さらなる成長に1、2年を要するだろうが、注目すべき存在だ」と称賛した。

 一方、満田のことは「大学を出て1年目ながらリーグに旋風を巻き起こした」とし、「昨季最大のサプライズ」と表現している。

「川崎の中盤の要」になった橘田については、「中盤の底で相手を阻み、一方で素早く攻撃を始める。より前目の位置でもプレーでき、SBもこなせる」とたたえた。

 また、谷は「足技にとても優れ、シュートストップもうまく、まだ22歳」と評価。「日本人守護神が欧州で活躍することはまれであるため、セルティックが扉を開けるように願う」と期待を寄せている。

 清水で「パフォーマンスと安定感の双方で印象的だった左SB」という山原のことは、「オーバーラップも、中央でボールを受けるのも得意」と紹介。「ボール扱いがとてもうまく、セットプレーのキッカーとしても良い」と賛辞を寄せた。

 これらの選手の中から、近く海を渡る若武者は出てくるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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