現地２月３日に行なわれたプレミアリーグの第22節で、今冬に３億ポンド（約480億円）超の大型補強をしたチェルシーはフルアムとのウェストロンドン・ダービーに臨み、スコアレスドローに終わった。

　移籍市場最終日に、ベンフィカから英国史上最高額の１億700万ポンド（約171億2000万円）で獲得したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスがさっそく先発して注目を集めたが、チームとして連動性を欠き、１点が遠かった。

　総額8900万ポンド（約142億4000万円）を投下し、契約間近と伝えられていたアーセナルからいわば強奪する形で手中にしたウクライナ代表FWのミハイル・ムドリクも初先発を果たすが、インパクトを残せず。シュート０本、チャンスクリエイト０回、敵ペナルティエリアでのパス０本と散々な結果に終わり、前半のみで交代を強いられた。
 

　地元メディア『football.london』によれば、このムドリクに対し、アーセナルのファンから「彼の意向に反してチェルシーに行ったのは残念だよ」「酷い前半だった。明日のアーセナル戦のことを考えてたんじゃないか」「全くフィットできず同情するよ」「彼、監督、プレースタイル、ファンにとってアーセナルは完璧なチームだったと思う。彼はそれを望んでいた。チェルシーのシャツを着ている彼を見ると、間違ってしまったようで、幸せそうに見えない」といった声が上がっているという。

　ただ、まだ２試合で挑戦は始まったばかり。22歳の今後に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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