移籍市場最終日には、常に予期せぬ出来事が起きるものだが、今回は前代未聞のトラブルが発生したようだ。

　フランスメディア『Onze mondial』によれば、現地１月31日、パリ・サンジェルマンはモロッコ代表ハキム・ジイェフのレンタル移籍でチェルシーと合意した。しかし、書類に不備があり、時間内に登録が間に合わなかったという。

『Onze mondial』は「ハキム・ジイェフ事件の信じられない結末。チェルシーの酷い振る舞いは、契約を台無しにした」とし、こう伝えている。
 

「完全に狂っている。モロッコの攻撃的MFのレンタルは正式に行なわれていない。チェルシーからの書類が間に合わなかったからだ。チェルシーが間違った書類を３回送信し、大幅な遅延が発生した。英国クラブの意図は非常に疑わしい…」

　記事は「その結果、間に合わなかったパリSGは激怒し、そこで止まるつもりはなかった。明日、リーグ・アンへ訴え出る計画がされている、とジャーナリストのブルーノ・サロモンは明らかにした」と続けている。

　同メディアはチェルシーが意図的に妨害したのではないかと疑っているようだ。いずれにしても、出場機会を求めて移籍したジイェフは一体どうなるのか。今後の展開が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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