指揮官がついに退団を勧めた。事実上の戦力外通告だ。

　スコットランドを拠点とする英国紙『Daily Record』は１月28日、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、井手口陽介、ジェームズ・マッカーシー、オリバー・アビルゴーの３選手について、「この移籍期間中に新しいクラブを見つけられなかった場合、セルティックの忘れられた選手たちに冷凍保管すると警告した」と報じた。要は飼い殺しになるという意味だろう。

　記事によれば、ポステコグルー監督は「チャンスを得られない選手は、彼ら自身が、最善の選択肢が何かを見極めることにかかっている。彼らとは対話をしている」と話し、こう続けている。

「強制的に追い出すというわけではないが、プレーする機会をどれだけ得られるかという点で現実的になる必要がある。この３選手について言えば、彼らはプレー機会が少ないほど、（移籍先などの）選択肢が少なくなる年齢だ」
 

　2022年１月、前田大然や旗手怜央とともにセルティックに加入した井手口は、先発デビューを果たしたカップ戦で負傷し、いきなり約１か月の戦列離脱を余儀なくされた。復帰後もシーズンが終わるまでスタメンに名を連ねた試合はなく、リーグ戦とカップ戦の各２戦で終盤に途中出場したのみに終わった。

　捲土重来を期した今季もプレシーズンに負傷し、開幕に間に合わず。戦線復帰しても、ここまで屈辱的な出場ゼロで、躍動する古橋亨梧や前田、旗手らとは対照的なシーズンを送っている。

　26歳のMFはどんな決断を下すのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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