浦和のギリシャ代表FW獲得はなぜ実現しないのか? セルティックの地元紙は「選手の意向」と報道!日本行きを拒む理由とは…

2023年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

セルティックに対する条件は浦和のほうが上

セルティックでは古橋のバックアッパーの状況となっているギアクマキス。(C)Getty Images

 浦和レッズのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスの獲得は実現に至っていない。本人はアメリカ行きを望んでいるようだ。地元紙『Daily Record』が報じている。

 昨シーズン後半戦、負傷離脱した古橋亨梧の代役としてセルティックの前線を支えたギアクマキス。だが、ポジション争いが注目された今季は、古橋にレギュラーの座を許す状況が続いている。

 それでも、公式戦で先発出場7試合ながら9得点を挙げているギアクマキスだけに、本人が出場機会を望むのは不思議ではない。そのため、ギアクマキスは今冬の移籍が取りざたされてきた。

 その移籍先の有力候補と言われていたのが浦和だ。移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者は、クラブ間で合意したとも報じた。だが、先日からギアクマキスはMLSのアトランタ・ユナイテッド行きも噂されている。
 
 Daily Record紙によれば、ギアクマキスは家庭の事情や条件面の理由から、アトランタへの移籍を望んでいるという。アトランタ・ユナイテッドはギリシャ代表ストライカーに浦和を上回る待遇を用意しているとのことだ。

 一方で、セルティックに対する条件は浦和のほうが上という。移籍金400万ポンド(約6億6000万円)という浦和の提示に対し、MLSのクラブは買い取りオプションつきのレンタル移籍を提案。これが、売却による資金化を望むセルティックの意向に合わないとされている。

 同紙は、セルティックが「受け入れられる条件でなければ選手が海を渡ることはない」と主張していると報道。選手にも、浦和を受け入れるか、適切な条件が出てこない限り、セルティックは当面残留させる意向を通達したと伝えている。

 記事では、セルティックとアトランタの交渉がまとまるかは「分からない」とされた。条件面で折り合いがつかなければ、ギアクマキスはアンジェ・ポステコグルー監督の指揮下にとどまり、夏に改めて去就を話し合うことになるかもしれない。

 浦和の補強は実現するのか。ギアクマキスや両クラブの今後の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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