マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、現地時間１月27日に開催されるFAカップ４回戦、アーセナル戦を前に記者会見に出席。敵将で、かつてシティで共闘したミケル・アルテタについて語った。現地紙『Daily Mail』が伝えている。

　現在40歳のアルテタは、アーセナルなどでプレーした後、2016年から同じバルセロナユース出身の同胞グアルディオラの下でアシスタントコーチを務め、指導者キャリアをスタート。2019年12月から現職に就いている。

　そんな元右腕について、グアルディオラは「彼が自分のクラブに行ったことは知っている。彼が夢見るチームだ」と切り出し、シティ時代の印象的な行動を振り返った。

「私たちがゴールを決めた時、彼がよくジャンプしていたのを覚えているよ。あるチームとの対戦を除いてね。それがアーセナルだ。彼はサポーターだし、そこでキャプテンをしていた。あいつはアーセナルが好きなんだ」
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　自身は現役時代にバルサで名を馳せたペップは、「自分がアシスタントとして経験を積んでいる時にバルセロナに呼ばれれば行くよ」とも発言。12歳年下の後輩の行動に理解を示している。

「もし、あるチームが彼に監督としての役割を与えれば、彼は去っていくだろうと考えていたよ。私は『一緒にいてくれ』と言うような男ではない。誰にでも夢はある。人はそれがベストだと信じたら、羽ばたかなければならない。選手にとっては、幸せでないなら去らなければならない。人生はあまりにも短いのだから」

　アーセナルはプレミアリーグで首位を走り、シティは５差で２位につける。２試合が残るリーグ戦での直接対決にも向け、世界最古のカップ戦で繰り広げられる師弟対決に大いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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